みんなこだわりがあって、その小さなこだわりを大事にするがゆえ
異なる人を傷つけ責めるんだろうな。
もしかすると昔はそうではなかった人も年を重ねて。
昔こだわりすぎた自分は、逆に
今はだんだんこだわりが減っていく一方。
みんなそれぞれやればいいよ、一歩離れて傍観者、どうでもいいや。
さてと、ぼくは二口峠のことを考えています。
週末どこに行こうかなという風ないつもの感じではなく
なんだろう、
蔵王かあ、できれば避けたいな、でも行かなくちゃなあ
泉ヶ岳か、いよいよちょっと頑張って見なくては、
という行きたくないけど気負ってみなくてはという風な感じではなく、
仕事しながら、浮かぶ風景が二口峠をたどる道筋なんです。
いったいなんでしょ。
一言で言って、いますぐ二口行きたい。
もちろん自転車でという、これは、感情からきているなにか。
きついとか、きつくないとか、どうでもよくてただ行きたい。
なにかを食べに行くとか素晴らしい景色見たいとか
ぜんぜんない、ただ行きたいという気持ちに
理由を探る必要もないのかなと思います。
もはやこれは、中二病ならぬ二口病かも。
ぼくだけでしょうかね。
木陰深く人里離れた道をたどり、鳥や虫や音を感じながら川をたどり
いきなり立ち上がる壁を越え、下った場所は有名な景勝地山寺。
惚れたのかも。
今度またいつ通れなくなるかわからないし、一昨年まで未舗装路だったわけだし
それ以前は10年ほど通行止めだった幻の道路、
いま災害もなくゲートが閉ざされていないことじたい貴重。
宮城側と山形側で顔がちがうというのにもまた。