函館を出た後、町らしい町はなくあとは荒野がひろがっているような感じでした。
なので、ときどき町が現れるとほっとします。
これまでもセイコーマートはあったのですが、深夜だったり明け方なので、全て閉まっていたので、10時ころかな、豊浦でやっと入れました。
タンタンメンのそばがおいしく感じたので焼きそばでも食べられたかも。
どっかで聞いたことある名前です このあたりからは普通の田舎という感じ。この先にボクシングの内藤選手のご実家の民宿があり泊まってみたかったけど今回は無理
またずれに。ぬりぬり。すーっと痛みが消えます。 持参したメンタームかなくなりかけて、かわりにベビーワセリンとかコンビニで買ってみたけど、ぜんぜんダメで。
いろんな匂いがするなあと思いながら走っています。ここらがさっき数時間前にみえた海の先に霞んで見えた室蘭。
地球岬にわけあっていきたかったのですが、痛めている脚に痛みが出ないようペースを落としているので、今回は予定より遅れていて、坂の多いところに突き進んでいく元気がありません、それでその部分はカット、あとでつけは回ってきますが。
この辺からは道もよく車も多く、道路の橋をどうして、道に釘とかねじが落ちているんだろうという疑問を抱えながら、走ります。パンクしないように祈りながら、リスクを避けながら。
いやほんとクルマ多い、七号ほどじゃありませんが意外でした。
走るうちどんどん交通量は増え、路肩は汚れてきました、そしてあれ距離はまだた全然たりない50キロほど、なのに苫小牧につきそうになっています。
予定では通過して、ぐるっとして700キロ達成のつもりでしたがさっき地球岬をカットしてしまった分、どうせさらに走らなきゃならないなら走りやすいとこで、走ったほうがいいなと、悪だくみ。だってこんな街中を走りたくないもの。
それで、白老の当たりを3往復くらいして距離調整していたら、土砂降り。
もう速く終わりにしたくても、苫小牧が終わりではなく、あくまでも700キロチャレンジなので、まだ走らなくてはならなくて雨の中ひたすら辛抱。道路のでこぼこがよく見えないので、脇をかっとぶ車ギリギリ白線の上をひたすら一本橋で落ちたら死ぬゲーム(ほんと)。
思った以上に苫小牧、って都会でした。
普通に仙台の港湾地域より都会なんじゃ?。人口的にはどうかわからないけど。
たくさんのりっぱなビルがある様子は神田あたりみたい。
投宿したのは別にそのまま飛行機で帰宅でもよかったのですが、なんかひたすら走っていたということもあるけど、やはりせっかく人生二度目の北海道きたからね、もったいなくて。ここまで人と全く会話しないで来たのでホテルではなくせめて旅館。
走っている時の努力はみっつ
空腹だと気持悪いので食べなきゃとすること、でも食べたいものがなく食べられるものを探す感じ、一度など面白かったのは、うどんなら食べられそう?そうめんがあればいいな、あったかいそうめん、なんてあれはいいけどないよなあ、そんなの
と思いながら走っていて、とまったセイコーマートに3つあったのにはびっくりしました。これには救われました。その後普通に食べれるように。
またずれが痛いのでメンタームを塗りながら前傾になりすぎないことにも木をつけて。
あと初日明け方眠かった、仮眠すればよかったのかもしれないけど、それより少しでも前に進みたくて。その後もぼけーっと幹線道路の白線内側の「安全帯」走っているとき目をあきながらも一瞬意識を失うことが数度あり危なかった。
自転車に乗っているという感覚はなく自分自身が出力のちいさいバイクになったかのように走っていました。生きて道の端を移動しながら胎動している乗り物そのもの
痛みがあるので、それとうまく付き合いながらゆっくりだとそんな感じでした。
どこまでもすっと走っていられそうな感じ、だって自分かが乗り物そのものだから
今回は、身体を痛めていたのでスピードは追わずとにかく無事に北海道に行き、飛行機で帰れればそれで、成功だと言い聞かせていました。
なので、飛行機輪行も目的の一つ。
もちろんこれも今年八丈島でシミュレーション済みではあるのですが…
ラストミッションに続きます。