苦手なことがあり、脳内がパニックを起こし思考停止、ストライキになることがあります。
とりあえず大ごとになるまで、放置してますけど、どうしたらいいんだろうな。
朝、7時、同宿の人とばいばい、来た時と同じまた別々の道を。
ぼくは西へ向かいます。
東は原発での通行止めがあり、厳しいので。
昨日の貯金をしばらく使いながら、いつもならうれしいまっすぐの下り坂を
凍え、叫びながら一気呵成に。
まだ日が昇ってすぐの木陰は、さむいさむい。
日中のゴールデンタイムは10時から14時。
今回は日中メインだし坂も上るしと、ダウンベストは持ってきていません
それでいいのですが、ただ下りの瞬間だけは恐怖すら覚えました。
手はグローブの上にノーマルゴム手のテムレス、それでもときどき凍えます。
あ、ここ知っているというとこを通ります、
アメリカ屋という産廃業者、母なんとか温泉のところも以前通りました、
好きな道でした。
須賀川、以前南紀行のとき雨天リタイアしてここから
電車に乗ったことがあります。
ウルトラマンが駅前にいるだけの小さな駅でしたが、町としては大きいみたい。
それにしても空港脇の道は気持ちいい。車もないのにだたっぴろくてしかも下り。
しばらく住宅街をのんびり走ります。
ここで尿意に誘われたらどうしよう、都会の自転車乗りはどうしているのかと
他人事ながら。
だんだん登りに転じてきました。
御霊櫃峠(書けないし読めなかった、IME2010では変換せず)
というところに向かいます、地図を見ていてどうせなら太い国道より
小さな古い峠の方が気持ちいいかなと、通れればですが。
向かう道は結構な勢いで車が飛ばしていき、どうしてこの先なにがあるの?
と思いつつ登ります、途中林道へと回頭するといきなり急登に変化しました。
苦手な直線。下だけ見て登ります。
途中景色がいいところで、久しぶりの自転車乗りが休んでいました。
坂を休みながら登るってこのところしたことないなあ…
自分はいつもぎりぎり余裕ない走りばっかり、でも
それは性分なんでしょう、しょうがない。
道はそこをきっかけにかるかのようにつづら折りに変わり、
ぐんぐん高度を上げていきます、あっ気持ちいいと
思います、杉の葉の枯れ葉、広葉樹の枯葉、道の端が彩られて
茶色ではあるけれど、過ぎた風情を感じさせるものでした。
と、まだもっとかと思ったら意外に早くついてしまった、登りやすいいい道。
峠の路肩には登山者がたくさん車を止めていてなるほどこの順番取りだったのかもしれません。
自分は用無し、と行き過ぎようとしたら眼下に広がる猪苗代の青に思わず心惹かれて
下り始めたとこでストップ(下りではまず止まれない自分です)
看板を背景よりなにか自転車も輝く一枚。
どうして?なんでこんなにきれいなの。
石だからとか、高いとこにあるからとか、いろいろ思います。
よくわからないけど、きれいに透き通っているのが信じられません、猪苗代ってこんなにきれいとは、いままで知りませんでした。
ゆっくりサイクリングしている人たちが何人もいます、原宿にでも来た気分。
ぼくはというと平地だ、追い風ひっゃっほー、時に40キロオーバーも
いつもこういうとき回しすぎて、後で脚に来るので抑えます。
磐梯道の駅、何か食べようと寄ってみました。
外でクルマの屋台。ふりふりするラーメン。
んー…。あったかいんですか?と聞くと、まああったかいです、ぬるいと。
食べられる?今度はお腹にききます。
タンタンメンをオーダー、ふるの忘れたので、箸でかき回して食べました。
なんとなく全部食べてしまったけどどうなんだろうこれ。
若い店主のサングラスは、ストレートのあれ。BGMは永ちゃん。
で、いい「オンナ」が3人手伝っている。
う…うらやましくはないぞ。
でも結果的にそこでなにか食べておいてよかった、喜多方ラーメンではなかったけど
そのあと通過した喜多方のラーメン屋しかもあたらしいとこほど
すべからく行列。古い食堂みたいなとこは空いていたけど
待って食べる時間はなかなか捻出できない、今日は電車に乗る分早く駅に着きたい。
大峠トンネル、米沢からは走ったことあるけど、喜多方からのほうからプレッシャー半端なかった。
ここからは後は平地、以前住んでいた地域 知った道、気楽。
当時米沢から会津に車で仕事で行くのに一日ががりだったような気がするけど
なんでいま自転車で経由地にすぎないのか、不思議な気がします。
なぜか後半に向けて足が回っていく、
できれば18時までが、夕暮れまでに駅にに、変わっていく。
16時台に付けたのには驚きました、最後下りだったので
最後の坂は頑張れました、先が見え今頑張ればということが
希望と言い換えれば、こういうことなんでしょう。
脚を使い切り、びゅんびゅん飛ばして、山形駅到着。