うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

ありがとうございます


夕方からのダブルワークとしてバイト。。
みんないろいろワケを抱えつつみんな頑張ってる。
何か立ち入って話をするわけでもなく、
あれこれ頑張れと言われるわけでもない、けど
漏れ聞くそれぞれの事情に密かにですけど励まされてます。

ひとつの作業をみんなでしているので相手の動きを見て
自分ができることを判断し動くというのは自分だけの仕事と違い
ある意味楽しいです。
相手のことを思いやり相手が助かるようにという価値観を主体に置くと
相手もそれに答えてくれるような優しさを見せてくれるときがあって
かたくなな心がほころんで喜びを感じます。
女帝みたいと思ってた人にありがとうございますと言われたりすると恐縮しますが
お礼は心を和ませる。

それにしても、ひとりやめるつもりでひとり多く入れたのか、がんばりすぎるのか、
予定時間より早く終わってしまい、タイムカードの前での待機時間の長いこと。
ふたたびの震えながらの話ですが、
昨日は、そんな風に寒い中、話の中でひとりが蕎麦食べたいといいだしました。
十割そばがいいですよね、と近くの店のことをいうもう一人。
どうだった?、ずいぶん前食べたから忘れたとか、
ぼくはしょせんいんちきチェーン店だからおいしいはずがないと思うのですが
この人たちの中に自分のこだわりを持ち込んではいかんので無言を貫きます。
価値観の合う話はほとんどなく口を開くとどうも場をぶち壊すので。
(高級旅館に泊まってイセエビ初めて食べた、という人に
えっ山の中でイセエビ…と言ってしまってすみません、夜猛反省して呑みました)


でその話は、あの店は八割じゃないかなという話になっていくのですが、
やはりむずむずしつつ、どうもその話の流れには入れなくて、
考えてしまうんです、
そのそば食べたいという人の好みとしては山形のあらきそばとかそういうのなのか
それとも更科か、とかから。

10割と言っても、中国産のそばだったりするしおいしいとは限らなくて
それよりやっぱり技術なんだよなあ、つなぎを使ったっておいしい店はあるし、
昔はぼくもそばは10割に限ると思っていた時もあった。
こだわるのはそこじゃないと思うけれど、
いろいろ言うと傷つく人もいるからと思うとますます言えない。
本業では嫌われてもいいけど、ここでは嫌われたくない。

でもそもそもなぜこの寒いときにそば食べたいといったのか。
などと、

翌日も考えていて、はっと気が付いたのは、
もしかして、その人のそばっていうのはあったかいそばを指していたのでは。
そばすきだというからてっきり冷たいそばだと思ったけれどそれが間違いで
あったかいそばでも、そばという範疇で、
そしてさらに そばというよりあったかい汁のことなんじゃ…と。
こだわるそば屋は冷たいそばしかないことが多いけど
もしかしたらそこまで好きというわけではないのかも…
と一人、どつぼに。
ぼくはそば食べるけど、おいしいのを食べたいけど、だからそば好きなんて
間違っても言えない…。

なかなかひとと話をするのは難しいと感じてある程度距離を置いた会話を
心がけていますが、なんかの話のときに、
お墓作ってあるんですかと聞かれて
え、自分の?考えたことなかった

親のは東京にはあるけどこっちにはないね、自分の墓かあ
親の墓に入るのかとばかり思ってた、

でもだれかわからないと無煙仏として知らない人と一緒に葬られちゃうんだよ
もしお墓あれば
お彼岸とお盆にお墓参りにいってあげるよ
って、

まだ30年先だろうけどと笑いながらいうけど
そんなに優しい気持の人たちがこの世にいるんだなあとしみじみ。
して正直びっくりしましたよ。ろくに話もしていないのに。
殺伐とした気持が救い上げられた感じがしてありがたかったりすることもあって
涙でそうで、ひとりで抱えているなにかに
立ち入ってくれることがありがたいなと思ったりもして。

話合わないけど、嫌いじゃないよ。

そういえばこないだ亡くなった知人、おじいさん、
ぼくのことを気にかけて好きだと言っていたと
人に聞いて、どこがと首をひねったら、
自分に似ていると言っていたと
私は人を好きなんだけど、同時に人を大嫌いだと思ってて彼もそうなんじゃないかと。

少し涙にじむ。死後の世界などないと思うけど、彼の
お墓の場所聞いて行こうかと思った。