うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

初めてのV型エンジンバイク1

 今までバイクって何台所有して乗ってきたのかな、数えると10台近い。

先週届いた格安中古バイクは、赤色が白く焼けていたり、
タッチアップ補修とかサビとかそれはもうたくさんの見た目。
嫌がる人もいると思うけどちゃんと手入れされてる様子がわかればあちこち
気を使って手も入れてただろうから、長持ちするんだろうなと思う。
30年、大事にされていたことを嬉しく思う。
そしてそれが手元に来たことも。
むかしかなり手を入れたバイクを環境が代わり手放したあと、
次のオーナーが印鑑返しに後付したチャンバーの爆音とどらせて
きた時正直いいようなく悲しかった、他人のものになってしまったという。

先日ガソリンスタンドでなつかしいほろほろというはじけるエンジン音に
ふと見ればぼくが40年前乗っていたバイクRZ250。
いい感じに手を入れていて、いつから乗っているのか
いま中古で買うと100万近くするんですよ、プレミアで。
そんなに出して、しかも維持は結構大変なはず、ほんとに好きなんだなあと、
あったかい感じがしました。

今までどんなエンジンの乗ってきたんですか?と、先日バイクを持ってきた人に
聞かれました。
いろいろですよ、2スト、スクエア4、単気筒ですね、Vは初めてなんですというと
わたしはVが好きで、いくつも乗り継いで集めたりもしました。
こういう変わったのがお好きなら他にもありますよ、
さび多いし距離乗ってるから同じ金額でもう一台どうですか?…
いやもう一台って、無理ですから。

ぼくはそんなにバイクがスキっていうわけではないかもしれない、
でも自転車かっこいいなあとは思ったことはほとんどなくて、
昔のバイクには色気を感じてかっこいいなあとはよく思います。
ボリュームがある機械なのがいいのかもしれない。そういえば
なんかバイクの人って、バイクのそばから離れないで
ずっとそばにいますよね、乗ってる時間より眺めめているほうが多い?
歩いたりもとくにせず。あれ不思議ですよね。

買ったバイクの名前はゼルビス。なかなか覚えられないんです。
名は体を表してなく似てる名前が脳内でゼビオス、ゼビウスバリオス、ゼリウス、
ゼライスエビオスエネオス、ぞろぞろでてきて、どれが正解やらいまだに混乱。

怪獣の名前みたいで名前に意味が感じられず名は体を表していないので
いっそVT250ツアラーとか、カウル付なのでVCR250とかそんな名前だったら
よかったのに。
車はホンダが多かったけど初めてのホンダのバイク。

バイク本体が軽トラで運ばれてきたのを見たとき
思ったよりデカいなと思ったのですが乗るとあれ?もしかしてすごく楽ちん?
初めて跨ったときからなじみ、いきなり路地でUターンできる乗りやすさでした。
倒れ方が重心が高いような、それとエンジンが下から素直にトルクを感じるので。

一方で夜中に峠をかっ飛ばしたたくなってもちゃんと答えてくれる。
フル加速すると目がついていかず景色が線になって流れていく。
点で見える中心の場所が近づくのはアッというま。
すぐブレー―キかけないと突っ込んでしまう速度に到達してしまうので
びびらせられます。まさかたかが250でこんなに荒々しい加速するとは。

その定速では素直なエンジンも加速して高回転になると
荒々しさをむき出しにする様は、まるで30年前の当時から掘り出した化石みたい。
そもそも30年前のバイクなんで、普通に走ることが信じられない。
骨董品ですよ、実際さびさびでも、丁寧にメンテされていたような個体なので
きっと大事に30年手元にあったんだろうなと、想像するのです。
40000キロのきっとあちこちでしあわせな写真に収まってきたのだろうなと。
あとはぼくが受け継いだので壊さないように乗らないとね。
壊れても部品がないらしいから。