うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

久しぶりに蔵王

今日はほんとは磐梯に行こうと予定していたんです、

来週レースなので。サンデーチャリダーとしては、

昨日雨で乗れなかったし、平日は朝から夜まで仕事しているので

ローラーとか練習なんてとてもじゃないけど無理。

 それで一日頑張ろうと思ったのですが、レーダーを見ると磐梯は雨の様子。

 

あきらめようとして、でもあきらめきれない、

乗らないと後悔しそう、自信が不安になりそう。

レーダーで雨雲のない蔵王に行こう、登り集中で傷めないように

途中まで車で大事に行くことに。

泉ヶ岳3回登ったら同じという話もあるけれど、最低どうしても

蔵王でなくてはならなかった、泉ヶ岳ならがん張れば行けます。

行く気にならないだけで。

でも蔵王はさらにいままで4年間登っていない、気温差が嫌でずっと

トラウマ的に避けてきました、でも登らないとならないと思った今日は

むしろ蔵王しかない、最低でも蔵王

 

青根に車で向かう途中雨が降ってきました。でも自転車で走っている人がいます。

みんな頑張ってるなあ。

車のなかで待っていたら少し晴れ間が見えてきました。

ようし、着替えて出発。

 

こないだえらくきつくて引き返した滝不動前ですが、難なく越えて

でもその後も結構きつい坂。

1時間くらい走ったらようやく緩いやさしさを見せてくれました

やるなあ、このやさしさ蔵王様め。ほっとしつつとある言葉を思い出します

素人は坂が緩やかになると脚を緩める、でもプロはそこで加速する。

いいもん素人で、と思いながらそれでも少しギアを落として気持ち踏む。

でもすぐ今まで以上の坂が来て、すぐにはあはあ。

 

今日はタイムトライアルではないし、レースでもないから緩めていいんだと 

でもどこかで今までの自分に負けるわけにいかないと、

終わった後のストラバを見て後悔はしたくないと思いなおし、

90パーの頑張りを95パーくらいまでのがんばりに上げます。

 

来週レースができますように。願いながら登ります

いつしか、オリンピックもできますようにという願いにも変わっていきます

不要不急、スポーツも不要だ中止だという前提だけど

それに向かってがんばっている選手の努力を思うと

せめて無観客で代替の大会が無いならば、無事やれますように。

 

雲わくテラスから霧雨、そしていつものように風。

長い直線からびしゃびしゃ、幸い風は少しに。

ここまできたらあとは少し、もう戻るという選択肢はなくなり、

濡れても寒くてもなんでも頑張る、

何人かの自転車の人とすれ違い、車に積んだ人もいたり、休んでいる人たちもいる

あれ今日、なんでみんな登っているの?来週に向けて?

それとも今日って…あっ蔵王ヒルクライムレースの日だったんだ。

この寒さ、朝は特にほんとに雨だったから中止でよかったかも。

 

もう霧で前が良く見えないしアイウエアもしずくだらけ。

ひたすら頑張るだけ。

最後少し平地になってまた上って、刈田岳分岐みんなが写真撮っているとこを通過して

少しまた上って自分のゴール宮城側の終わり、ロープーウェイ下の避難小屋へ。

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避妊小屋

ここから半単側に下るという選択肢は今日はなかったな、悪天候すぎて

下って冷えたらそこで終わりにしないと、風邪をひいてしまう。

笹谷回るも、蔵王往復も同じこと、6℃という気温のなか下着まで濡れて

長くいる気にならなかった。避難所で上着を着て下りに向け出発。

 

車も観光バスも少ないのはいいけど、下りがさすがにブレーキかけっぱ。

脚を動かさずにいて、少し平地になったので踏んだら、いきなり太ももが

つりそうになって、こんなの初めて。

いててて、と片手でもみながら、ブレーキ掛けながら、時速数十キロで

濡れた路面を細いタイヤ聞かないブレーキを握り下るのはなかなか怖かったな。

 

滝見台あたりからいっきに緑が増えて、ああ下に帰ってきたといつも

天国みたいに感じます、光あふれ暖かな、幸せに満ちた豊かな場所。

ほんと蔵王は過酷。

 

鳥居からハイライン分岐まで1時間21分でした。

もちろん青根の温泉350円に入ってあったまって、ほんとに

あったまって、車でゆっくり帰りました。

お昼ご飯食べるの忘れたくらい、満ちていました。