バイクで行きました。当初、自転車以外の発想はありませんでした。
まさに自転車ありきの温泉だったのですが膝も痛く、疲労も溜まってきていました。
自転車に乗るとすると、平日は乗れないので休日に追い込むライドしかなくて、
するときついしもう今の時期寒さや距離や、不安しかないのです、実に。
今回も距離を測ると200kちょっと。もちろんルートの取り方によって違いますが
でせならまで走っていないところとか、山沿いを走り…いや走りたくないなとか
葛藤してしまうばかり。
そこを、買ってからほとんど全く乗っていないバイクで行くことにしました。
でもバイクと決めたらなんとまあ、気楽なこと、すっかり湯治療養気分。
久しぶりに楽しい休日となりそうと、わくわくしてこの週末を迎えました。
バイクに逃げたというより、バイクも乗らなくちゃたまにはね。
でバイクに乗ってツーリングと決めた後、ではどのルートで行く?
自転車とかぶるルートは走りたくないし、200k?3時間あれば着いちゃう?
というお気楽に考えていまして、当日11時少し前に出ました。
4号はちょっと…信号で止まるのがバイクあまりうまくないので嫌なんです。
自転車で止まって加速がいやなのと意味が違って、止まる寸前の不安定さが苦手で。
ホンダ(HONDA) ゼルビス | XELVISの型式・諸元表・詳しいスペック-バイクのことならバイクブロス
高速、どうせなら無料のをと考え遠回りして三陸自動車道で行くことにしました、
松島あたりから、釜石まで無料区間を通り遠野経由で、300kオーバー。
高速は気持ちよかったです、たた風が暴力的に殴りつけてきましたが
いままで乗った中ではハーフカウルのおかげで割と楽でした。
車に追いついては止まっているみたいに見える車を一瞬で抜きさりながら、
時々こんなに回していいのか、大丈夫かとバイクを思います。
エンジンブローしないだろうなあ…通常10000回転時々14000回転まで回します。
気持ちよく回るんですこれ。
でもタイヤとか、サスとか、クラッチとか、電装系やもういろいろが。
だって30年前のバイクですもの、ゼルビス。
丈夫とは聞いています、平気でメーターが一回りするとも聞いています、
でぼくのは40000k走行なんですが、あれもしかして140000k走行だったり
なんかしちゃったりして?
みたいな不安もまた、ときどき浮かぶのでそのときだけちょっとアクセル戻して
おとなしく車の後ろを走ります。がやっぱりまたしばらくして我慢できなくなり
ぶおーんとね、加速するとこれが気持ち良くて、ストレスレス。
でも所詮250なので…それなりではありますが。
以前乗っていたRZは、今思うと曲がらないし乗っていてすごく疲れるバイクでした。
でもこのゼルビスはひょいひょい曲がるし、直進性もいいし、振動もなく楽ちん。
気が付くと信号で止まったかな、名前は聞いたことある仙北峠(トンネル)を越えて、
ほぼノンストップで遠野まで来ていました。
休むのを忘れてました。ほんとは遠野の道の駅のひっつみ定食食べたかったのですが
思った以上に時間がかかり、遠野に着いたら3時ころでした。なんでそんなに
時間がかかったんだろう、時速と距離の計算が今考えてもあわないんですが…。
しょうがないから、ローソン。もう日常の延長ですまるで。
サンドイッチとカフェラテ。もうライドそのままでちょっとさびしい。
せっかくなので道の駅で多田さんのソフトクリーム食べました。濃厚。
そこからもほとんど車がいなくて、ずーとひとりで前後なく走っていました。
速度はまあちょっと言えないけど、中央線は点線なので
前に追いついたらしばらく離れて走った後様子をみて抜きます。
ずーと坂の直線が前に見えるとき、自転車だとうんざりしますが、
バイクは楽ちんですね、アクセルを片手でひねる一瞬で見えてるその先に到達します。
そうそう高速のトンネルでは息を止めるゲームをしました。
90秒くらいは余裕で息を止めていられました、でも自転車だとすぐぜーぜー。
遠野を過ぎて花巻をすぎて、気が付くとずっとまっすぐです、
最後のコンビニでお酒を今夜のお楽しみに買い、レジ袋をぶら下げて大沢温泉に。
16時少し前到着。
相変わらずのレトロ満載。かやぶきの菊水館は地震で橋が不通になり宿泊は
できなくなっていました。以前2度ほど泊まれたのが今は思い出。
湯治屋に泊るのはほかの含めて初めてでちょっとどきどきでした。
となりうるさいかなとか、障子一枚のみ廊下大丈夫?とか、
でも心配はとくに問題なかったでした、にぎやかな二階は大勢さんで占められていて、
一階部分の静かな通りがない5部屋をおひとりたまだけが(スリッパから推察)
泊まっているようで静かでした。
温泉はペーハー9もあるんですね、どうりでぬるぬるすると思った。
気持ちいいあったまる温泉で、こたつの中に入っていたら(レンタル料330円)足が
じんじんしびれていつまでもあったかいのを感じていました。
湯治とはいえ、部屋がレトロなだけで、夕ご飯つきのプランなので気楽。
この同じ建物内にある食事処が好きなんですね、なんでしょうねこの
あったかい感じの場所は。ホテルとかとは違くて家の中に居酒屋がある感じ。
刺身もですが、手作りのひっつみがおいしかった、塩味でそば粉みたいなひっつみ。
これがひと品有っただけで大満足の夕食でした。
そして長い夜は新しく買ったデルノートパソコンの設定やダウンロードインストールで
忙しく過ぎていきました。念願のテレビを見ながら。
にしても、意外にあっけなくすぐできてしまって、
あとテレビはどうも人の妬みをあおる表面をなぞるニュースばかりでうんざりします。
温泉は二度入るとなぜ一度目の気持ち良さがないんでしょう。などと考えつつもその
温かさを感じながら、床に就きました(布団と夕食付プラン一泊5500円)。
バイクなので自転車と比べるとパソコンや寝間着や着替え、格段に持っていけました。
明日に続きます。