うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

暗い中でバスにハザード

夜、運転して自宅へ帰ります。

真っ暗な、ときに雪やガスで真っ白な山道で、ほとんど通る車もいないのですが

同じ時間なので、ときどき前をいく定期バスに追いつくときがあります。

道を譲ってくれるときもあったり必死に加速していくバスもあって、

日々運転手さんが違うのかな、時間は同じなのだけれど。

広くなったところで譲ってくれた時、ウインカーを右に出して

反対車線に出て、また戻るとき左にウインカーを出します。

そのとき、ふっとあることを思い出したのでやってみました。

 

 

20代の時トラックの運転を仕事にしていました。

会社の中でほかにできる人がいなかったので仕方なくやっていたという感じ。

四トンで毎日中央高速から首都高、湾岸へと走っていました。

トラックも多く、そのなかでトラック同士、とくに大型は

ウインカーやブレーキランプや、ハザードに意味をつけて

後続に意思を示していました。主に善意の…というか

悪意はないよというような意思を伝えようと。

言葉のように。

そのなかのひとつとしてありがとうの意味でハザードをつけることがありました。

今みたいに、何回もハザードをつけっぱなしにする乗用車とは違って

スマートに一回だけ。

 

しかもそれをできるだけスムーズにさりげなくだせるほどベテランというような

そういう世界。ぼくが美しいと思ったのは、左か右にウインカーを出して入った後、

戻って消すタイミング、ウインカーがちかちかと点滅するその同じサイクルで

一回だけハザードを出すのですひと。

というか出せる人。

ぱっと見ハザードに見えず、反対側のウインカーも一回同時についたという風にしか

見えないスマートさ。

 

当時練習したものですが、うまくできずに何回も失敗ハザードをやらかしたものです。

初心者トラッカーなので恥ずかしかったな。

でもそんなにこだわらないというか美学を知らない人たちが増えたり、

乗用車にも広まり長々紛らわしいハザード出すひとが増えてから

ぼくはあいさつハザード出さなくなっていましたね。

トラック離れたこともあり、ばからしいもの手をあげれば済むので。

 

でもそれをふと思い出してきょうしてみたんです。真っ暗な中速度緩め

ハザード出したバスに。

夜だし後ろにだれもいないし。

 

それがうまくできたんですよ…。超久しぶりなのにたまたま。

そしたら向こうもライトを一瞬消してどういたしまして、

だって。

□消灯■点灯とすると

□ □

↓了解追い越すよ

□ ■

□ ■

□ ■

↓ちょっと前行くね

■ □

■ □

↓OKありがとう。まぶしくないように一回だけ

■ ■

□ □

 

こんな感じ

 

知り合いみたいで面白かったな、

バスには毎日誰も乗っていない、真っ暗な中ただ走るまるで幽霊バス。

またできるようならやってみようかなトラック相手に限るけど。

 

あ、足は全治三か月。30センチの痛みに対していちいち一ミリほど

しかよくなっていないのでそのくらいかなとは思っていました。

病名は足底筋膜炎。

鍼灸師さんが言うには、痛風の親戚だって。

日数といい、見立てが的確になってきましたね、とほめられて安心しました。