日中は5度前後と暖かいものの、先日降った雪が解け切れていなかったり
日陰では凍結が残っているので、様子見がてら青根温泉に。
ついでにもし走れれば、と自転車積載しておまけのライドも予定に組み込み
着替え一式段ボールも抱えて。
青根温泉は、つぶれた旅館ばかりで、そこを生かして単発的にランチや
貸し切り風呂といった場所が生まれるのですが、長く続かず
(もともとそういう賃貸契約かも)
建物も壊されてしまうということが繰り返されてきていました。
そしてまたひとつそういった場所が昨年生まれたようなので、そこを目的に
もし自転車で行ける夏まで待ったらまた違ってしまうかもしれないので行けるときに。
名号館という名前は、かの山からとったのでしょうね。
まず入り口はこちらと書いてあったのですが、入っても…
どこ?勝手に入っていいの?と戸惑っていたら
あとから来た女性のかたがお客さんになにか用があってきたみたいで
こちらですよ、と案内してくれまして、いやーどっかの部室みたい。
知っている人たちばかりでまとまっていて、ぼくなど立ち尽くすばかり。
お店の方はいませんかーとお客さんに聞いたらお客さん?がお店の方いませんかと
奥まで呼びに行ってくれてなんとか事なきを得まして、たったひとつ空いていた
カウンター席に案内していただきました。
どっかで見たような若い方がひとりでやっているみたい。
お風呂とランチやっていると聞いてきたんですけど、というと
はい、ではお風呂を先になさいますか?、といい言葉が返ってきてうれしかった。
あれですね、あなたごはんにするそれともお風呂?というやつ。
お風呂に案内していただきながら、今日のランチはおそばというので
カレーはないんですか?と聞くとあります、イノシシカレーとのことで
それをオーダー、てっきり上がったら出来上がってくると思ったけど
のちのちそれは甘い考えということがわかりました、なにしろ
若い男性がひとりでやっているので。
温泉は最初しみるう、だったけどだんだんぬるく感じてきて
あれ青根ってもっと熱かった気がするけどと思いながらも出るころには汗が
だらりん、ああ青根は温まる湯だとひとり納得したのでした。
いのししカレー、きのうイノシシにぶつかりそうになりましてね、
ぶつかってきそうになったというか、新しい中古車の車のライトが明るいHIDなので
気が付いたのですが、古い車だったらぶつかっていたかも、路側の雪のなかで
なにやらあたふたしていたイノシシでした。夏にはよくみみずとりしていましたけど
冬の雪の中でも元気なんだなあ…気を付けないと、車がぺしゃんこになる。
(いのししのほうが車より頑丈)
でイノシシカレーは、ちょっとぼくには硬かったな、煮込みすぎかもしれない。
まあしょうがないか、若い男性がひとりで…しつこいか。
でもいろいろ話しかけてくださり、とてもいいかたでした。
去年の5月から町中から通っていろいろ直したんだとか、いまは住み込みで
寒いから温泉に何度も入ってるとか、いちばん源泉に近いからいいお湯だとか
明治8年に建てられて築150年なんだとか、これから湯治風の素泊まり宿泊もしたいとか
頑張ってほしいなと思うのでした。
でもちょっと初見ですごく入りにくかった…から何とかしてほしいな。
こっちです、奥までどうぞ、障子を引いてくださいとか、書いてあれば。
ほぼ貸し切りの温泉は500円でコーヒーが付くんだって。
わざわざ一杯のために挽いてくれておいしいコーヒーでした、すごく待つけど。
カレーは800円でした。
自転車でだと量がちょっとあれだけどまた夏前に行きたいものです、
蔵王ヒルクライム苦手なんだけど、ことし頑張って出てみようかな
せっかく近くでやるのだし…、がんばっているひとたちいるし、
そんな思いを抱き始めました。