うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

塙町の温泉に

いつもそうですが、出発前すごく嫌な気持ちです。

不安と不安が交差するというか、期待なんかこれっぽっちもない。

それでも決めたので寝過ごすわけにはいかないという妙な義務感だけに

突き動かかされ、なんとか起きたから何とか支度して、なんとか支度してしまったから

自転車に装着し、気が付いたら乗り始めていて乗り始めてしまったから

目的地があるならそこまで頑張ってみようという感じ。

よくわかりません、もう自分でも。

毎年の閉じこもる冬の前の秋の旅、楽しみにしていました、温泉旅行。

ついたら、おなか一杯おいしいもの食べて、温泉に入って温まる。

毎年のことなのはこの時期、割と気象条件が安定しているから予定が立てやすいというのもあります、

ただ日の出前はすごく寒い。

走り始めて15分で手袋をブルベ用選んでしまったことを後悔しました。

九分の指切りで防風でもないので手全体が痛い。

やがてフロントのギアチェンジが出来なくなってきました。

なんでこれを選んでしまった自分。

出かけに装備から掘り出して見つけたその時寒さを忘れ距離を選んでしまったんだと。

足はエアロタイプカバー、靴下はウールソックス。それでも足裏から冷えて痛む寒さ。

途中菅生でたまらずコンビニで、手袋を買いました。

村田あたりで日が昇ってホッとしました。

軍手タイプのアミアミ。1000円と400円で迷ったけど、1000円出してもしも…と思うととりあえず400円でと

試してみることにしました。レジ袋手にかぶせようかとすら思っていたので、それよりましだろう。

でも結果これで十分暖かかった。滑るし掌がすこし痛いけど寒さで痛いのに比べたら天国。

日が昇ると世界がほほ笑む、0℃ですけど。

出発前3度で、日の出前村田あたりで0度を示していました。

ちなみにテムレスがあったら間違いなく買ってました。

白石で日の出

次回雨に備えても薄いテムレスは持参しよう。

下り太陽を胸に受けて

丸森の八島屋に降りる坂では、日がさして温かく、幸せを感じましたね。

と、だんだん膝の裏側の筋が痛くなってきました。

あれ去年まで左足で同じ状況か゛あった、忘れてたけど

今度は右足だ、無理すると長引くなあと思うのだけれど

とにかく進まないとならない、無理しようにもパワーは出ないし、

ひだり肉離れのふくらはぎもまだ痛むし、とにかく溜息つきながらすすみます。

いつのまにか5時間走りました。

けどまだ五時間。

15分早く出たのに一時間遅れています、あれれ。

阿武隈川、白鳥が一羽だけぽつん。

竹やぶから太陽(よっぽど太陽がうれしかったらしい)

服を一枚脱ぎながら、行程表をみてランチの項目を頭から排除しました。

ラストコンビニまで補給を調整しなおします。

これで1時間押し戻せるはず。

パワーを見ると左右差10wあります、

ひだりスムーズでメインに回しています、以前は右がスムーズだったけど

逆になってしまった。

 

110キロすぎました。半分過ぎたら全開放と行きたいとこですが

開放するエネルギーがありません、ただちんたら坂道は130、2倍ちょっとくらいで登ります。

アリナミンを入れて少しパワー復活。


このあたりは、なんども来ているのだけれど毎回違う道をチェイスするので

どこを走っているのか結びつかず、いつも迷路に迷い込んだ気分です。

新鮮。
三春あたりは、こんなに来たのにこまだここか、という感じがするので避けたいのですが。

東和コンビニ。汁物食べると調子戻る気がしています。

古殿、は以前車でも来たのでなんとなく郷愁。

と、この先通行止めの標識、よくわからないので一直線に国道に出ることにしました。

(帰宅して通行止め情報をみると、引いた道は通行止め直前で分岐するので行けた、だからルートひいたんだな自分。)

いつも思うけど、地名でなく地図で書いてくれませんかね全くわからんのです。

そしたら追い風一直線。久しぶりに車と走りましたが、気持ちいい、

枯葉が後ろから追い越していくのを、追い越し返したりする。

ここから山道、店が40キロほどないのでどんな山道か不安でした。

たまに車が来るとほっとしますが基本的に道がきれいなので、安心感がありました。

抜けられるんだろうと。

いい感じの道路具合、わくわくする。

坂を上ったり下ったりそんなに大きな峠がないのが救いでした。

そして勝手知ったる、塙町まで、きれいな渓谷に沿ってくだって少し登って。

夕方のまだ少し日があるうちに予定より30分遅れで到着。

やったぜ。自分。

温泉だ。

そこは人が通るから、こっちに止めてと言われた。まさかここに放置するわけじゃなかったけど。

距離どのくらいあるんですか?

と、やめた方がいいと言ったおかみに聞かれた。

220k仙台からです、というと

想像を絶しているという返事、ふふん、毎年来てますよこの辺

と話して、柄ではないけど溜飲を下げた。

 

まだ日があるうちに着けてよかった、ほんとによかった。

自転車お疲れ様、パンクしないで偉かった。




思ったこと

ラテックスのチューブ、1年在庫するとカビる。

リアタイヤだけアジリストデューロにしたけど、前後変えないとよくわからない。

モンベルのサイドバッグ、パンとか服とか軽いものたくさん入っていい。逆に言うと余分になにか入れないとパッキングできない。

自転車って同じ時期でもその時のお天気次第。

BBBの調光アイウェア、顔にぴったりフィットする、風も入ってこないし瞼が当たらないからオークリーと違って汚れない。でも夜意外に暗いのと、逆光だと見えにくい。

 

明日走れるかな、スカイバレー終日積雪通行止めだって、エスケープどうするかな

いやそれ以前に、走れるか?、一番近い駅までは下り坂だけど、福島は新幹線でないと

本数ないし電車賃もったいないし走れるとこまで頑張って走ってみよう。

 

つづく。