昨日、庄野順三のことを書いたら
ふと、庄野英二のことを思いだし、
本棚を探ってみた。
ユングフラウの月という短編集。
挿し絵は串田孫一
ぼくが、学生時代お茶の水の
児童書専門店でバイトをしていた時、
ふとあるひとが、
同人誌によせたぼくの文章を見て
あの本の世界に似ているというふうにつぶやいたので
では、その本をと、探したけれど
すでに絶版。
けれど
それはそれ、児童書専門店なので
直接出版社に掛け合い(自分で)
倉庫の片隅に寝ていたという一冊を
日版の取次経由で回していただいたという
想い出深いもの。
「日光魚止小屋」
魚止小屋で冬をすごしたキツネの親子からたよりがあった。
たよりを持ってきたのはカワセミてあった。
という文章で始まる短編集。
今となっては希少本かも
と思ってアマゾンしてみたら、
なんと。
・・・自分で二冊も三冊も買うような愚かなことはしたくないので
みなさん、どうぞ買ってください。思い出は、いや思い入れは
値段じゃない