グランドカバーなんてしゃれた物言いではなく、とにかく草をはやしたい、
雑草でもパイオニア植物でもなんてもよくて、
とりあえず、クローバーがよかろうと
種をタネ屋さんに頼みました。
崖が崩れたり、地面がねちょったり、大変なのです。
そしたら
いくら分いるの?
と、思いもかけないこたえか返ってきたので
(何粒とか、何デシリットルとか、そういう単位と思っていたので)
うーん、では3000円分くらい。
と、話して入荷を待ちました。
来たよ、ということで見ると、どさっと。
うぇー、こんなに蒔くのお?
でも所詮雑草、穴掘ってうめることもないでしょ、ただばらまけば
それでいいのかも。
それならばこんなに蒔くなんて、ハナサカじいさんみたい
うわーい。
ぱっ(片手で握ったタネを振り回して、周囲2メーターにふわっとばらまく音)
うわーい。
ぱっ
なんか楽しい。
…タネ、すぐになくなるイキオイだけど。
そして、翌朝、すずめが、地面にたくさん群がって
ぼくが蒔いた種を、
うわーい、ちゅんちゅん。
うわーい、ちゅんちゅん。
もうちょっと世間に春が来て
すずめの食べ物が増えてから蒔こう。