走れ!ケー100という番組がむかーし、ありました。
友達もあまり見ているひとがいないコアさでした。
内容は、というと鹿児島の小学生の男の子が
鉄工所で、大人と一緒に古い機関車を直して
それをむかし、夕張で操縦していた老人のところに
届けに青年がかわりに運転し、旅をするという物語。
こども心にもよく道路を走れるなと思ったものです。
機関車が、意思を持って階段でお百度参りをしたり、
津軽海峡を自力で船のように渡ったり
金儲けに利用されそうになったり、
いろんな冒険をする話でした。
いまどこらを走っているのかな、なんて想像しながらの毎日。
東京は国会議事堂前を走ったくらいであっさり通過してがっかり。
時に泣きながら見てみましたっけ。
その製作に携わったひとが本を書いていました。
「走れケー100の青春」として、
小説というスタンスで書かれてた本を、
懐かしい思いで、もう一度ドキドキ感を味わっています。
あれの土台が2サイクルエンジンのバギーの水陸両用車だったとは
初めて知りました。
製作側もいろんなチャレンジをしていたのですね、
こどもに怪獣と戦う勧善懲悪の番組だけでいいのか
他のわくわくできるものを伝えたいと
予算を組むのがむずかしい周囲の反対の中で作られたドラマでした。
この番組じたいがチャレンジだったんですね。
今になって拍手。