喫茶店のオムライスです。
大学の近く学生の多く住む地域の、
格別においしいわけではない
オムライスです。
ジャズがいったい何年鳴らし続けているんだという
ブックシェリフタイプの
ダイヤトーンのスピーカーから流れ
壁にはタバコの匂いで黄色くなった
漫画本がたくさん並び、ちょっと薄暗い
そんななかで食べる、配達途中の
オムライス。
なんというか、
付け合せの妙というか、
切り干し大根の煮物とか、が
妙に、懐かしい感じというか
昔、親が、こういうのを作ってくれたような
そういう気がするのは、錯覚でしょうか。
自分でつくったような味に使いというか
ひとつひとつきっちり作ってくれる
安心感というか
おいしいというのとはなにか違う、店では
あまり感じたことがない、平和な温かい
味がします。
オリーブ
650円。