余分な音を、削って、削って、
余計な音を足さずに、そして
結果を、ただ祈るような旋律。
消えそうな儚い、幻のような
ピアノの音とバイオリンの線。
それらが
つながり
かさなり
音を紡ぐ。
細やかな響きを聞き取りたくて、
ボリュームをあげる。
作曲家が微かな音の奥に、こめた
思いを、演奏者が拾い上げて
昇華する。
一瞬の輝きに耳を澄ませる。
ただ、清い水が流れるような音に
こころが、あるべき処に戻っていく。
このアルヴォペルトという作曲家と
演奏者の思いとの、ある意味
セッション。、
これは、ひとときの音楽。
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