恥ずかしいから写真はなし。
セレッションのSL-600というスピーカー。
いつしか、あまり環境の良くないところに寝かしていたら
さびが出てきていてました。
と言っても、セレッションなんて、
いまや多分だれもしらないでしょうね。
イギリス製の25年前のスピーカー、思いっきり低能率。
定価だと小さい割りにいい値段するのに
真空管や200ワットの国産A級アンプでは
まったく鳴らなくて、
その辺の数千円のスピーカーに負けていました。
とんでもなく情けない思いで、劣悪な環境に放置というか、
ただ置いていたものを、スピーカーがほかになかったとき
そのときメインのたった3万の国産CD付のディジタルアンプにしょうがなく
つないだら、朗々と響き渡ったのに、びっくり。
なんとスピーカーではなく、アンプに力がなかったんだったとは。
まさかこんな音がするならと、もっと深い井戸の底をのぞきたくなり
自分自身、いま音出せない環境なのに、
さびさび600のバージョンアップ最終版のきれいな700を
見つけたので買ってしまいました。
20年前のもちろん中古を、なにをいまさらって言う感じですが
もうなんというかロマンなので、いいんです。
鳴りにくいものがときめくほど鳴る手段を見つけたので
さらに難度を高めてその道を行く…というわけです。
いまぜんぜんスピーカーから音を出せなくて
映画も、ヘッドホンで見ている環境なのに。
（音楽はヘッドホンで聴く気がしない）
いつかちゃんとした部屋でちゃんとした
音量で聞きたくて夢をみつつ
そのための足がかり。そのための、支度。
次に大出力のパワーアンプをそろえなくては。
〔国産のA級200Wのではだめでしたからイギリスのアンプを予定〕
ものごと、気がついたときにしなくては
あとで、いつかと思っていたらずっとできない。
だから少しずつ、夢に近づくために。
いまはとヘッドホンで我慢する
その気持ちはなかなかひとにはわからないかもしれない。
人生って短いと気がついたいまも、
すでにもう遅いんだけれど
すべてのことはいまと言う夢の中の出来事。
やってだめなら、一度終えたあとまた
いまの現実ではない別の世界で夢をみればいい。
とりあえず、やって見なくては。
スローライフ。
そんな時間のゆとりはなく、ただできるだけはやく
思い願った生活のなかで、いつも本物に触れている
生活に至りたいもの。
