両目の角膜に傷、
涙で、目の周囲が荒れ荒れ。
腰は立たずよれよれ、
歯は不整合、うまく噛めない、
毛づくろいできず、ぼさぼさ。
ドクター:
「満身創痍ですね。」
ぼく:
(あたまのなかに漢字)
ドクター:
「また換毛の時期がやってきますので
気をつけてあげてくださいね。
もしかすると…」
ぼく:
「…。」
くま:
看護師さんになでなでしてもらいながら
ぼくのほうを、目だけみています
くま:
unigiriちゃん…
ぼく:
くまちゃん…。
すぐ一緒に帰るのに、診察台の上の
くまちゃんとぼくは、目と目で
こころの深い部分で寄り添っているのでした。
写真は帰ってから自宅で、健闘をたたえあうふたり。