うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

SX500

不思議でしょうがないこと。
電気で変換して記録されたものが最終的になんで音になるのか。
レコードがまず不思議でしょうがない。
CDはだいたい理屈はわかる、アンプもわかる。
けど、次に肝心のスピーカーが分からない。

 

なんで、自分の身長ほどもある太鼓の音が
直径8センチの小さな紙からでるのだろう。
なんで、ひとの個性ある声の響きが出るのだろう。
なんで、前後に動くだけなのに横にも広がるのだろう。
さっぱりわからない、
そしてその不思議はいつまでもぼくを惹きつけて離さなくて。

 

いくつも、長岡鉄男の設計図をもとに作ったり、
自分で設計して作ったり、スピーカーだけもそれはもうたくさん。

今回ジャンク扱いでキャビネットか状態よくないスピーカーを

それはもう安く売っていたので手に入れたけど
しかし、それは35年前の国産スピーカーだ。
SX500
あの当時にして、流行に背を向け、あえてケミカル素材をつかっていない
ことをうたったスピーカー。
http://audio-heritage.jp/VICTOR/Speaker/sx-500.html
音を出せば、それは、現代の同じ価格のスピーカーを
断崖から突き落としたくなるほどの、けれど、
ごく普通の、作っていない当たり前の音を響かせる。
スピーカーというやつがまったくもって不思議で
よくわからない。

ユニット自体はエッジもまだぜんぜんオーケーなので

いずれ、キャビネットを無垢板で作り直せたら。

そんな夢を抱かせる忘れ物したかのような 同じ時代を生きた
原音再生機器に情熱が社会にもあった時代。
いまだにいきいきと。

 

 

 

ちなみに、コピー音源や、圧縮音源では音楽を聴きたくない派です。

(そんなことにこだわってる人はいまどきいないと思いので無駄な宣言ですけど)