うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

フレーム

 こないだ、自転車でイベントで知らない人たちと集まったとき
なかに自分の使用機材を熱く語ってくれるひとが いました。


…が、正直 あまり興味がないというか
別にどうでもいいというか…。
なんでそう感じてしまうのか、
少し前まではぼくも結構熱くなれたのですが、
いろいろ買ってみたり手放したりするにつれ、
ホイールは軽いほうがいいとか、いう理屈にしても
そうとも言えない、なんでもメリットデメリットがあり
ものの良しあしを見極めるまえに振り回され疲れるということを
避けたいめんどくさい域に達してきているみたいです。

 

というのは、いまから書くことの前振りです。

本題はレース用自転車買いました。

 

自転車と言ってもまだ自転車になっていない骨だけの、
「フレーム」だけです。


しかも赤い自転車が欲しかったのに、まわりまわって
黒になっちゃってました。

 

欲しかった赤い自転車というのはもう具体的にいうと、
プロレースに供給している自転車メーカーでドイツのキャニオンのでした。


これ

cyclestyle.net


このメーカー特徴は自転車やさんで買えないこと。

ドイツから世界に通販で、メーカーから直接販売されます。

通販と言っても、半組立でというのではなく
工場で完全に組み立てて調整し、特別な梱包で完成車として届けるものです。


それは、コストカットという意味と全部自分のところで最終組み立てまで
管理したいということのようで、ドイツの魂といえばいいのですが
いい方を変えると街の自転車屋さんをないがしろにして
自転車屋さんのマージンがないぶん安くして
メーカーだけが儲かる仕組み というのは
自転車屋さんの立ち場からみたら、いい思いはしないですよね、

普通によその自転車屋さんで買っただけの自転車を、なら
まわりまわる、もちつもたれつで、自転車屋さんの世界はなりたつけれど
自転車屋をとおさない仕組みで売ったならそのメーカーが最後まで面倒見て
というのが道理です。

 

自転車としてはいいんですよ、

しかも内容からすると、安い、とてもね。
30万のフレームに、15万くらいのシマノ電動変速機、25万のマヴィックホイールがついて
40万というのは、計算するとかなり得というか変。

どうして、どうして?、と疑問符だらけ。

徳というか、単純な足し算が合わないというのはなんだかしっくりしない、

ほかにハンドルやサドルとかタイヤもいろいろあるのに

セットだと安いということにしても合わなさすぎ。

 

合わない、変といえば、

いま、ぼくはカンパの変速機を使っています、
安い、からともう一台は操作性が違う、シマノのを使う?
欲しくもないマヴィックホイール?
特に欲しくもないものが付いてきての完成車というのは
趣味のものとしてそれでいいいのかと。

 

 

それで満足なのかと、空想すること数十度
それに乗っていて楽しいか?
所有する満足感はあるのか?
プロ機材なんて、憧れよりも自分に合わないような気もしてくる。

 

熱く語ることばはないけれど、あきらめたくもない。

 

なんだか腑に落ちない、不満足のようなものを感じてしまって

キャニオンの呪縛から解かれたみたいに離れていき
キラキラした赤への憧れとともに、選択肢から外れていきました。

 

もともと赤だったから欲しいと思ったのに、レース用にかっこいいのがあるといいな、

という思いだけがくすぶり残り、

(グレードアップに買ったのに今のクロモリ自転車に付かなかった、カンパクランクが手元にあることもあり)

 

一瞬空白になりかけた心、
そんな心の隙間にふっと無理なく入ってきたのは伏兵でした。


国産ということもなく、まさかの普通に外国メーカー製。

 

乗ったこともない、みたことも性能も特に知らない
普通にヨーロッパ製。

 

とても気になったので、こないだ店にその実物を見に行ってみました。
売れ残りでしたが、実際見て見るとBBの一部がラグで組んであり
ほかのメーカーと違う丁寧な細かい仕事が見えました。

 

で結果から言って、銀行ローン組んで買いまして
今日届いたのがこれ。

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フレームに驚くそらちゃん。

肝心のフレームは焦点距離が足りずフレームアウト。

 

長くなったので、明日。