うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

別れたクルマからお手紙が来た

1r0010520 以下、引用です----------------------------------------

今年の初め

新車を購入するため、6年間乗ったマーチを手放すことになったとき、

小1だった長男は声をあげて泣きました。

「マーチくんへ。いままでいろんなところにつれてってくれてありがとう。

これからもげんきでね」

そんな手紙を妹と一緒に車内にしのばせ、車とお別れをしました。

それから数ケ月余が過ぎた先日、郵便受けに「マーチより」と書かれた

二人あての封筒がありました。

今は「けんたくん」という赤ちゃんを乗せて、毎日元気に走っていること、

けんたくんが2人のように優しい子になってほしいことなどが書かれていました。

熱いものがこみ上げました。

息子は涙がこぼれ落ちないように必死に天井を見上げていました。

けんたくんのお母さん。

何気ない日々の中で忘れかけていた、うれし涙の味を今親子でかみしめています。


2002.11.5、「朝日新聞」朝刊の「声」欄より引用。
(写真と文は関係有りませんが、なぜか突然思い出したので書きました
なんか、このこと思い出すと運転中でも、いつだって涙でてくるんですよ…。
いったいなぜか分からないんですが…きょうもまた涙が。)