ぼくは感覚を大事にします。
ひとに対してかんじること。
ものに対してかんじること。
食べ物や
音楽に対しても。
また、避けたいということや
深く感じたいと思うことや
触れていたいと思う世界や。
そんなこと思いながら、事務仕事で
慌しくすごしていたきょう、日曜の朝。
アマゾンから
届いたCDがありました。
プライベート録音なので
どんな音楽かよく知らないまま、なにか
惹かれて買ったのですが…
それは
不思議な音空間でした。
仕事中に慌しくプレーヤーにCDを
いれたので、最初の数曲はイントロくらいで聞き飛ばしていたのですが、
7曲目が始まったら、飛ばすことができなくなり
リモコンを置いて思わず椅子に腰掛けなおしました。
やがて、なんとなく珈琲を入れに立ち上がり
熱い珈琲を飲み、心からため息。
じっとそれでも動けずに。
日常の、それでも抑えている
思いが、噴出しそうになるのを感じながら
じっと聞き入りました。
そのあと、ロシア語？のような語りや日本語の歌があったり
それも、なんだか問いかけられているような
優しく、課題を投げかけてくれているような。
まるで身近なサロンで極上のライブを聴いているかのような
気がしました。
これを読んで同じもの買う人は
いないと思いますが、
なんといっても、いいのは「音」が清らかで
濁っていないんです。いじっていないというか。
透明で、冬の空気の中の陽だまりの中にいるよう。
なんだか、仕事したくなくなっちゃった…。
アマゾンで前作"mother"が中古で安く売られていたので
つい買ってしまった。届くのが楽しみです。
