いっしょに届いたCDも
少ししてから聴きはじめました。
今度は椅子に腰掛け、
ストーブにあたりながら。
目をつぶり、うとうと…しかけたはずが、
いつしか、目をきっちりあけたまま
天井近くを見上げていました。
宙をみつめながら、
ああ、なんだかどうでもいいや。
歌声を聴きながらだんだん
そんな風に思いました。
なげやりと言うのではなく
抱えていた大事な思いが、
宙に溶けていくような…。
大地に許されていくような
大事に抱える許されていない「思い」がある方には
お奨めです。
この手嶌葵というひとのCDの音は、
変にいじっていなくて、音がいいです。
歌声も旋律にものすごく素直で、忠実で。
自然のなかの音と交じり合いながら
いっしょに緩やかに、聴いていたいな。