うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

混沌

ぼくが仙台に来た当時、右も左も
なにもかもがわからなかったので
さいしょにやったことというと、食べ歩きでした。

知り合いがいないので、土地勘というのでしょうけれど
それがない、なのでランドマーク
ほしくて、ネットで調べたりしてあちこち食べ歩きました。

ぴんとくる、おいしいと感じる店があれば
行きたいと思う、つまり、料理を通して、
心のよりどころがほしかったんです。

ひとりでだったので、
種類や、時間は限られていて
ほんのカジュアルな店だけだけれど。

それで最近気が付いたのは
ぼくが、求めているおいしい味という本質。
それは家庭料理みたいでした。
あるいは近くでいつも食べられる近所の味。
ハレとケ、でいえば、ケ。
ごく日常の中のなかのおいしさ。

1pb305640 この店に入ったら、
いろいろそんなことを思い出したりしました。

なんでだろう、ここが特においしかったとかそういうんじゃないので
どうつながったか、よくわからないのですが。

この店、外見も
中もなんだか
海辺のリゾート風サラリーマンの隠れ家 という感じです。

路地裏にあるし
メニューも、なにが主体かよくわからなくて
つかみどころがない…
パスタとハンバーグと ハットワンタンがメニューにあるだけ
カレーがあれば なおのこと、「それ」っぽいけど ハットワンタン?

デザートもあるんですが、どのへんを目指しているんだろう。

なんだか混乱して、混沌としていて
初めて仙台に来た時の、つかみようがない
感じを思い出しました。

ここは、岩切の裏通りの塀に貼ってあった地図を見て
へーこんなとこにカフェ?という
感じで入りました。

スープストックスという名前。

初めてですか?
こんなとこですけれど
またいらしてくださいね
夜も21時までやっていますから。

オーナーさんかな、若いコックさんに声をかけられ
なんだか妙にうれしかったんです。
味はともかく(すみません)、また来たいなと思ったりして。