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うさぎとピクニック

うさぎと暮らす、おもに自分の日々

勝手なつぶやき

ひそかにライバル

 自転車を購入した店
たまに顔を出すと、おじいちゃんがぼくをみて
えーとだれだっけ(・・?… 毎度自己紹介。 
なんとなくいきずらいお店になりつつありました。

「先日の件」でやはり重鎮に確認して置きたかったので、
用事を作りどきどきしながらお店に入ると
おじいちゃん、ぼくを見たとたん、
おー、と、いらっしゃいと、ニコニコ歓迎モード。

なんだなんだ?、なんで今日はわかった?
どぎまぎしました。
とりあえず用事である持参タイヤの交換をお願いします。

すぐできるというので、作業を見ていたら
けっこう走ってますねと、
はい、先週は夏油、その前は鳥海というと
再び、おー、とテンションが高くなるおじいちゃん。

いつ切り出そうと思いつつ適当に話に相槌を打っていました。

やがておじいちゃん、ぼそっと
あの会津の三日前、検査で血を、四本も抜いて
当日めまいするほど、調子が悪かったんです、
抜くとてきめんです、逆はいまは国体とかだとドーピング扱いで
できませんしね。

はあー大変でしたね、
そのときただ同情して話をしていて、あとで気が付いたんですが、
それって、おじいちゃんのいいわけだったみたいです。

たぶんリザルトでぼくのタイムを見て負けたことに気が付いたのでしょう。
ぼくはというと、あのとき小躍りてすぐに店に顔を出したいほどだったけど、
嫌味になりそうで、行かず知らんふりしているうち、
次々とレースがあったので、ほんとに忘れてた。

もとはと言えば、ここにも書きましたが
自転車乗り始めた当初、こころのライバルはこのおじいちゃんでした。
クラブのことを聞いたら、渋られた、それがきっかけ。

今年、矢島カップにでるんですが、でますか?と聞かれ
残念ぼくは出ないのですが、来年は参加します、ぜひいっしょにと
と約束しました。
それと思いました。
来年も蔵王ヒルクライムではなくおじいちゃんが出る会津の大会に行こうと。
また一年越しで静かで密かな戦いのはじまり。


そう忘れちゃいけない、
おじいちゃんにぼくの用件を話します。
夏油で、○○さんからクラブに入らないかと練習誘われたのですが
それってまともに受け取ってのこのこ行ってもいいのですか?
その場の冗談なのかな、どうなのかなあと思って
と話すと、

実は正直なところ、いろんなレベルの人が来ると
ペースが合わず困るので、入り口を狭くしているんです。

つまりそれは、だめなのかなと思いながら聞いていたら、

場所はどこそこのどこ、何か所かある駐車場のうち、何番目の。
時間は五時で、月に一度、新港の平地でスプリントの練習もしているので
スケジュール教えますからそちらにもどうぞ。

ってにこにこして、丁寧に歓迎モード、やさしい。

なんでだ?
と思って、これもあとで気が付きました。おじいちゃんきっと
気にしていたんだ…。ぼくがクラブのこと聞いたとき、
門前払いのようなことを言ったこと。

ひとの気持ちをおしはかるのは難しいけど
多分昔話はできるけどサドルの高さも併せられない
乗り始めて 一年もたたない素人に抜かれたことは
年とか体調もあるだろうけど、ベテランとしては面白くないのが事実で
けどなおのこと認めざるを得ないものがあり、
自転車乗りとして意識して、来るのを待ってたのかもしれないと。

ぼくはというと、なにかに所属したいわけではなくてただ
レベルが高い人と走りたいなと思うだけなのです
とはいえレベルが高い老舗チーム。
練習にでるためのひとり練習をしないと、大変そうです、
平日は疲れてなにもしてない自分。


でも、ライバルっていいな。
仕事で勝手にライバル視されて、
そういうとき、どうされるかというと
貶められたり、引きずり落とすため陰口言われたり、
だいたい嫌な思いをして、それで辞めてきました。

スポーツだと、相手を落とすのでなく
相手を認め持ち上げ称え
そして、自分がより高みに行こうと努力する。
スポーツっていままで経験なかったけど
いいものだな、と、今頃になって。