なにかのきっかけに、なにもないと言うことに気がついたとき
昔から好きだったなにかをふっと思い出したりします。
隙間を埋めるみたいに立ち返る自分の空間。
ぼくの場合、、田舎や 実家もないから
帰る場所や、変わらない好きなものは
必然的に「もの」になります。
で 好きな、カメラやレンズ、
時計やオーディオへの傾倒や
本や、パソコンの作業だったり
タイムマシンをひもとくよう。
失われた数年間を取り戻そうと夢中になったりの、
数年ごと。いったりきたりなのですが
そんなこんなで、今回思い出したのが「あれ」。
好きなデザインの「あれ」 いまどうなっているのかなあ。
ふと 検索してみたら なんと、もう15年くらいまえに
とっくに製造中止になっていました。
ちょっとショックで、製造中止もだけれど
それを忘れていた15年、しかもそんなに経っていて、知らなかったことに。
好きで見つめていた写真、つい、こないだのように感じてた。
ネットでみていたら 中古発見。
思わず
うわー素敵と独り言の声がでて、
見惚れて どきんちゃん。
安いよ…。
いや、それよりこれは
日常の香水のようなエッセンス。
あのころ、食い入るようにこの写真を眺めたものでした
そんなことを思いだし、よみがえる元気な思い。
完成された製造物であふれ、
どんどん世の中つまらなくなっていく、いまだけど、
あの時代、効率からは離れたところにある塊がそれにあった。
作った人たちの情熱があって、
それに触れていたいと思う自分。
で、「それ」ってなんだかわかる人、居ないだろうなあ…。
