うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

長谷川りん二郎

むち打ちと、腰痛に加え
子供の時から持病の腱鞘炎が復活。
(医者からは原因不明のリウマチだと診断されています)
そんなこんなで、ぼろぼろで、鍼。

今日はそのあとゆったりしたくて、
県立美術館に行きました。

心に本物を味あわせてあげたい感じ。
今日やっていたのは、「長谷川りん二郎」展
(漢字がでない)

1pc115664 なんの事前情報ももたず、ふらり。けれど
一歩踏み入れた途端、動けなくなりました。

若干17歳の時代の絵から始まるのですが
すでに、重厚て繊細なタッチの絵です。
サイズは小さいのですが、サイズを超えた大きさがありました。

存在感

1930年代の(なんと80年前)作風、作品とはとても思えない
カラフルで、奥行がある絵にも、息をのみ
離れられない。

本があったので、それも見てみましたが
写真の絵と、目の前にある「本物の絵」とは
全然違う、何が違うって立体感と、存在感。

もう神々しいほどでした。

それがたくさんの部屋にあふれていて
テーマ別に、いろんな時代のものがありもうひとりで
あちこちうろうろしていました。
一人の時代に沿うように見たり、パラレルワールド

作品のよこにある制作ノートがすごい。
まるで哲学のように対象とを観察し
あいだにあるものを描く姿勢というのが
絵画を超えた姿勢で、本になっていたら
なんども読んで理解したいと、思うものでした。

良かった。

児島虎次郎も好きだけど
このひとはまた完璧に自分を追い詰めるみたいな絵の人。

土の色が一番好きな色だそうで、
でもいい色を書こうとしたら4月から5月の
3日晴れが続いた、その土の色でないとだめで
ある作品を書くために、一年に一度のそのチャンスを取り逃がして
また一年待ったりしたそうで…。
ためいき。

髭のない、猫の絵のわけは、
なかなか同じスタイルで寝ない猫のひげを書く前にタローという猫が
老衰で死んでしまったからだとか。

いいものに触れた後、
ページェントには目もくれず帰宅。

ただ、圧倒的存在感にぼうっとしてます。

ここがわかりやすいかな、リンク