うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

最近の二枚

1pc105657 ポラロイドピアノ、というタイトル。
オールテイク、アキラコセムラというクレジット。
ミキシングも。

音楽というにはあまりに短い、
音の羅列のCD。
羅列というより、水音の流れというか。
かといって、ただ心地いいというわけではなくて、
映像が浮かぶような、静かに
ひとの生活の背景にいつも漂うような音楽。

それは時に暗い陰になったり
明るく前に出たり
めまぐるしく色を変えて。

楽しく遊ぶような子供の声が聞こえるので
夜中にそとの道路にいるのかと錯覚していて苦笑、
そんな隙間の空間に溶け込む音楽。

ただ…全体が短すぎかな…
30分弱くらいな印象。
音楽というよりほんとに環境音として
リピートして流しておくものなのかも。



1pc105654_2 もう一枚、
これはネィティブフルートとピアノのアルバム。
真砂秀朗という人の。
なんだかね、寝てしまいそうな緩やかさなのに
音の塊が力強くて、音の中を旅して帰ってきたら
(聴き終わったら)元気が出るような、そんな感じ。
なんとなく、視点が空をとぶ鳥のような
…伝わるかな、音調というか。
鳥の目で世界を見ているような。

なんにせよ、なにかをしながら流しておくのに
いい感じ、しっかり聴こうとすると
グランドキャニオンの深い谷に落ちそうになります。
ぼくだけかもしれないけど。

あわただしかった一日が終わって静かに沈む平日の夜より、
ただ、ゆるやかに時間が流れる休日の朝の音楽かな。




どこでこういうの見つけるのですか?
と、こういうの聴いていると、人に聞かれます。

見つけるというのは、ネタをみつけるということだと思いますが
アキラコセムラさんのは、もう一枚、別のを持っていて
そのひとの次のアルバムなので。
音楽というよりこの人の
ミキシングセンスに興味があって買いました。

下のマサゴヒデアキさんのは、仕事中車のラジオから
「たまにはTSUKIでも眺めましょ」という名前のオーガニックバーの

人のリクエストで、曲が流れて、あっと思ったので
アーティストの名前をメモして、帰ってからアマゾン検索。
(インディーズなのでアマゾンにはなかった)

見てみると、絵本を書いていたり、田んぼをやっていたり  幅広い、
でも一つ、つながることをやっている人で今度は絵本を見てみたいな。

ずっと前(レコードの時代)は、
ジャケットの写真や絵で買ったりしてたことが
多いですが、CDになってからは、それはなくなりましたね。

そういう探す楽しみというのが、音楽以外にも前はたくさんあった
気がします。探す感覚も、失敗の中で当たったりして
養われたり。

いまは、すでにだれかが見つけた宝の山をみんなが
我先に掘る感じがして浅ましい。
売れるものと売れないものが二極化。

音楽も、本も、飲食店も、商品も、日本百名山なんていう
登山ガイド片手に、山も、かな。

つまらない。

音楽も、食べ物も、飲食店も、本も、

山も、例えるなら、見知らぬ低山を
ガイドブックを見ずに、探検するのが好き。

人の価値観の後追いなんて、時間の無駄。