このごろ流行っている絆という
言葉なんですがどうもひっかかっています。
絆、きずなというのは、縒った糸のような
硬さ強さを表してつかう言葉だと思っていて
けれど、このごろはなんだか、学校の先生がなかよくしなさいと
いいながらなにもせず、檀上から
垂れ流ししているようなそんな感じがちらっと。
絆という、言葉のほんとうは知らないけれど、どうも社会自体
言葉から乖離した対義語の行動方向になっている気がしてならないのです。
横並びの小さな同じ仲間で固まって
手をつなぎ、ぼくたちきずなだから
誰とももう手をつながないんだ。
みんなとなかよくといいながら
そんな仲間はずれの風景が浮かんでしまう。
きずなって、そういうことで、それ以上の意味はないよね。
そう思えば気楽でそこになにも期待などしないのです。
絆といいながらこれから
いろんなものが崩壊していくのかな。
それを見ているのもつらいもの。
