ぼくの、左足太ももまでと 右足のヒザウラまで
足にやけどのまだら模様があります。
けっこう青年期まで半ズボンを履くのが
嫌だったものです。
子供のときに 沸騰に近いわかしすぎた風呂を
まぜようとして、中に落ちて出られなくて、
負ったやけど。
寒空におぶわれて 大きな病院にむかい
2ヶ月くらい入院しました
ずっと忘れていた記憶の片隅を、親に
聞くことはもうできないはなし。
自分だけがかかえる記憶
こないだから、ふっと寅さんを見たくなって
最初から見ています。
なんだか、ふりかえる自分の時代のように。
こどものころ、正月は亀有東映で寅さん。
そのうち人気が出て、年二回やるようになったのかな。
だんだん柴又の現実の世界が発展していき映画の世界のほうが
レトロ化していったけれど
あの映画のせいでいろんなものは残った気がしています。
よく遊びに行った柴又の帝釈天や
釣りをした江戸川河川敷など懐かしい思いで
スクリーン越しに眺めています。