秋保に用事、ふと見かけたそば祭りのノボリ。
野尻という小さい集落。
おじちゃんに車を誘導してもらい、
停めたら、そこがそば祭り会場でした。
10時半開場というところ知らずに、到着したのは
10時28分というタイミング。
雨が降っている外だと、温かいかけそば500円で
暖かい集会場のなかだと、冷たいざるそば+惣菜バイキング1000円って、
これは、なんという選択肢。なんかこんな選択したことないぞと思いながら、都会的オペレーションに意外な感じ。
ちょっと疲れていたので、なかで休みたくて、
暖かい部屋で、冷たいざるそばにしました。
ところが、これが正解。田舎の惣菜かあ、と
やたら甘いものを想像していたら、
味の深い、おいしい蒟蒻や、ニンジン、ゴボウや、椎茸の煮たもので
おいしかった、それにかき揚げも食べ放題で、
これもおいしかった。(写真、入れ物が、大きいのです、普通の一人前のかき揚げサイズです)
あと、漬物も。
大根おろしは荒下しで、つゆにつけるとちょうどよい辛さ。
そばは後回しにして、じっくり食べていたら
近くにいた、お客のじいさま、
ねえちゃん、そばお代わり、と大声でいいます。
いえおそばは食べ放題ではなく、
惣菜が食べ放題、という返事に、
んだかー、そんだら、こんなそばの盛りしゃすぐねーべー、最初っから盛ってくるもんだべ
これっぽっち、じゃ…以下省略。
その後、そばおかわりいかがですか?
の声が、響き、なんというか、対応の柔軟さに
驚きました。
ぼくももちろんそばのお代わり。
じいさま、確かにそれは、正しい指摘だと思いましたね。
盛りはともかく、そば祭り、しかも、そばバイキングと
書いてあったのだから、そう思いますものね。
そば祭りなのに、惣菜が食べ放題で、そばはちょっとで我慢って、それは違う。
二杯目は、最初に食べたそばと、打った人が違うみたいで、
少し長くて、太くて、固くて、面白いもんでした。
細すぎないほうが、手打ちは、いいと思いました。
(切れたりしますので)
地元のそばを使って、習ったみんなが交代で打っているみたいでした。
消防車が、外に出してあって、その車庫で
おおきな麺棒でそばを伸ばしていたのがおかしかった。
小さな集落にお給仕の若い女性がずいぶんいるんだなあ、
と思ったら、横の人が聞いてました。東北大学のゼミ生だとか。
…なるほど、仕掛け人は大学?
そばのおかわりもできたので、みんな満たされて、
結果、たのしいお祭り。
また来年いけたら、行きたいものです。