石切り場が山形県、高畠町に有ります。
高畠石というのは柔らかいので組んで蔵や塀に使われるような石です。
でもやっぱり石なので、これだけ切り取るのにはいったいどのくらいの
労力がいったのか気が遠く成ります。
驚いたのは、まだつづいていると言うことです。
しかも七十過ぎたおじいさんがひとりで切り出しています。
切り出すというより、つるはしで正確に石に当てて
直線に割っているのです。すごいです。
ちょっともたせてもらいましたが、持つだけでふらつきますし
正確に振り下ろすなんてとてもじゃないけど無理です。
おじいさん、おれで終わりだと言っていました。
輸入石に押され安い石の価格、
価値観がかわり地元の石を使わなくなった建築、
費やす労力。もう、次の世代はいないそうです。
石を見上げて、そして切り出す足元を見下ろしました。
町の観光スポットになっているようですが
それでもここに、人はあまりきません。
滝はここだけの話、モーターであげた水を落としています。
ちなみに、これが「滝スイッチ」。休日の日中だけ近所の人がonしにきます。
