むかし、好きだったひとの親に言われた言葉。
「自分が幸せではないのに
相手に、幸せをあげられるわけがない。」
ぼくはあいかわらずだけれど
いま、少しは、ひとに幸せを、感じてもらえている。
と思っている。分けてはいないけれど。
理解してくれるひとの思いを近くに
感じ、つなげてられていることは、幸せ。
クリスマスイブ。
自分は、豪華なご馳走も
なにもない、ただ、温かいだけの質素なうどんを
慌しくすする、いつもと同じ夜。
思いは、配達した、ケーキや
野菜や、サプライズを囲む家族の笑顔に。
ただ、それでぼくは暖かい。