うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

肉の叫び

ちょっと変な感覚を覚えました。
無農薬の野菜がたくさんあったので
とりあえず、ゆでていました。
大根、人参、せんぎりにして。
葉付きにんにく、せり。そこに、博多土産の
ラーメンをいれました。
夜、寒かったので温まりたかった。
鳥のだしスープをいれて水炊き風ラーメンなんだとか。

食べて、とたんです。

鳥の叫び声が聞こえました。

断末魔のような、地獄。

そっかこれを食べるということは
これを聞くということか。

迷って、
でも野菜を棄てることはできない。

ラーメンの麺は半分棄てました。
あとの無農薬野菜は声を受けてともに食べようと
覚悟して一口、二口。

やはりどうも気になり、
ポン酢をいれました。そしたら少し
声が、収まったものの、
少しするとまただめで、今度は
山椒をいれました。
そしたらようやく声が聞こえなくなり
食べすすめました。

わかっているのに
どうせ毒なら、と留まらなくなりました。
まるで、銀行強盗が
金庫のすべてをかっさらうような(経験ないけど)
気分です。

すごく悪いことをしている気持ちになりました。

自己嫌悪とは違う
陶酔感。
悪い部分を消した
スープを夢中になって、
すする、その瞬間を
止められなかった。

いけないことって
実は、他者の命を奪う行為。
夢中になってすするというのは、
だからその追体験
肉を食べるスープを食べるということは
怨念を受けるということ。

肉食動物はだから長生きしないのだと
ふと思う。