うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

なんというか、不謹慎といわれるかもしれないけれど
死ぬということを考えると
ひとつだけ、悲しいと思うことがある。
怖いという感情はなく
悲しい。

それは、失うこと。
もう、美しいものにふれたり
感動したり、そういう感情から
離れること、それが悲しい。

ビバルディの四季を聞きながら
冬の雪道を走ったりというも重なる感動であり
新緑の中、
遠い山を見つめ包まれるような距離感の中で
温泉に入るのも感動で
あるいはこういう曲に涙するほど震えるのもまた。

そういうものを失い
離れる死というものが近づき逃れられないというのは
たまらなく悲しい。

人はいろんな大事なものを少しずつ失って
そしてそれでも最後に残るのは
なんらかの芸術的な塊なんだと思う。

塊として、転がり、もう少し生きてたい。