うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

小椋佳さん

小椋佳さん、78歳とのこと。
最後のアルバム聴きました。
前作で感じた創作世界の衰えと自己陶酔感があまりに悲しく思えたので
とても買えずそれにしても恐る恐るSpotifyで聴きましたが
創作というより自己の老い心情の掃き出しでした。
悲しくもわが行く道のいつも先に立ち、照らしてくれた明かりでした。
あなたの歌に同調共感同じ思いのひとがいると、言葉にできない思い
言葉にしてくれてすくわれたうちの一人です。

初めてかったあなたのレコードは、彷徨でした。
そのあとサンスイの社長に手紙を書いてもらった非売品レコードも宝物。
時代はCDになってすこし心はなれたりもしたけれど、やっぱり買いなおしたりして
そしていまは配信で聴いています。
心が素になるバイトの帰り夜の暗い峠道を車で走りながら。
ラストアルバムありがとうございます。

星勝さん編曲一曲、花たけなわの時、は手土産ですね。

置手紙、大好きになるなにかを見つけ好きなことを人より極めなさいという言葉、しみますね。

生きろ、は高速運転しながら涙にまぶた溢れました。

老いの願い、痛まず苦しまず死にたい、残りの人生充実させたい
いまから心奮い立たそうと、歌う。衰えた声もまた生き様の見せ方、
そんなひといまだかつて知らない。

もういいかい、振り返れば長い平和な次第に豊かになるいい時代に恵まれた、いい人生味らわせてもらいました、ぼくの人生ずっと鬼ごっこの鬼、見つけてもらえずさすがに疲れました。

 


いつも先にいてくれた
さようならありがとうございました。

人を好きというかたちはトシを取るにつれ複雑になる気がしますがあなたことはただ自分のことのように好きでした。

 

しばらくはあなたの世界に浸らせていただきます

 

 

塚原将さんはすでに10年前74歳で逝かれていたのですね。