村の中の、有機的なつながりが、
やがて、ものを介してのつながりになり
都市になり、顔の見えない関係になっていった。
そして枠組みの、目に見えない理念や道徳と
いう「たが」を自ら緩める人たちが増えた。
先日見たニュースでは、アメリカが遠隔モニターをみながら、
偵察飛行ロボットにミサイル発射の指示して殺人をしていた。
仮想現実ではなく、まさに現実として、ロボットが、殺人をする。
それは恐ろしい、これからの現実社会。
トイズと言う映画のごとく、おもちゃの技術は軍用に転用されていく。
あるいは、北朝鮮を「敵」と呼び、
「狙われたら先制攻撃を」と叫ぶ防衛庁長官の意識と言い
戦争がどんどん身近になってきていることにもぼくは恐怖を。
戻って、インターネット。
欺瞞に満ちた社会を子供らに教えなくてはならない。
悪意がある事。それは悲しい。
そんななか、有機的な流れを、取り戻せる呼び水として
無機空間の代表のウェブの中に存在しはじめた、
「ブログ」や「ソシュアルネットワーク」はいまのところ「希望」。
すでに、企業のパソコンの中で特に意識もなく
それぞれが一つのデータとしてぼくたちは存在していて、
メールや個人情報もひとつのデータとして、
購入者(個人)は企業の中のひとつの構成をしめている。
企業にとって、閉じられた企業内情報でなく、つぎのデータへバトンタッチされ
ときに会社を飛び出していくのは、開かれた世界。
自分の分身たち、それらのすべてとは、善なる気持ちでむすばれてほしい。
いいつながりをこころから願うばかり。
タイトルは、大切な坊のため「本物のお金」を渡すという事に意味がある気がします。
ぼくたちは、親きつねです。人に伝えたいのは、子ぎつねへの愛情そのものです。
子ぎつねは善でつながりたい人の部分でしょうか。