ときどき思い出す25年前のこと。
いまでいうブラック企業だったのかな、会社が勝手にタイムカード押してました。
そういう、とある有名企業に転職したとき、仕事に慣れずに
処理に時間がかかっていて、
優しい他の人に手伝ってもらうことがありました。
同じ仕事に携わる人でもそのひとだけ手伝ってくれました。
でもほかの人は、自分の仕事を終わると休んでいました。
その休んでいる人に言われたことがいまだに深く残っています。
「○○さん(ぼく)は、仕事が好きなんだね、いつまでもじっくり、時間かけて
「俺は仕事嫌いだから、とっとと片つけてしまう。」
いや単に慣れずよくわからないから時間がかかっていただけなんだけど
そのせいで休む時間が無くなり、つぎの仕事が押し寄せということの繰り返しで
ずいぶん疲弊していました。
唯一の救いは手伝ってくれるひとがいたことだけれど、
そのひとも自分の休み時間をつぶして手伝ってくれているので、
安楽に甘えてばかりいるわけにもいかない。
必死でしたね、あのころ。
それまでしていた仕事と考え方が全く違ったので
そこから休み時間を作るために急いで仕事を片つける、
という方向に頭がシフトしました。
そうなると簡単、
早く理解し速く行動してすべきことをしたら、あとは休んでいてもいいんだと
言う風に理解したので、気楽です。
そう、いまに生きているのは
つらいことは速く片つける。
自転車で速く走ればそれだけ休めるということ。
坂登りでも、つらいから速く終えるためにがんばる。
そして速く終える。
長距離でも、早く着けばそれでおいしいものも食べられ
温泉でゆっくりもできる、というわけです。