「あつたぬき下さい」
と、ぼくはうどんを
頼んだ積もりだったのですが、
出てきたのは、そばでした。
細く伸びた情けないうどんだぞーと、ずるずるっ。
一番安いのにしてよかった。
松島
それに懲りて、後日別のそばやさんで、
頼んだ後、
うどんにしてね♪と言ったら
「うーん、うちはそばやですから」
だったらメニューに書くなよ(怒)
…と内心思いつつ
仕方なく、またうどんと思いこみ、ずるずるっと。
なんかそばって、温かいと伸びているみたいだし
食べたいときじゃないと、おいしく感じなくて。
うどん好きに、「そばや」は、なかなかの強敵です。
うどんがおいしかった老舗店に「お宅は、うどんやさんか、そばやさんか」、と聞いたら、
そんな事聞かれたのは初めてだといい、 むっとされながら強いて言えばと食い下がると
「うどんはついでだから、そばやかな」と言われたことがありました。
そばやは、かほどにプライドが高いようです。