うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

美術館探検

1or133163 宮城県立美術館に出かけてきました。

美術館探検ツアーがあると聞いて、廊下のつきあたりの
バス停みたいなとこで待ちます。
時間がくると美術館のおじさんが迎えにきます。
それがツアーの始まり。

ふだん、(決して)開けてはいけない
薄暗いドアの向こうや機械が並ぶ裏側を
案内してくれます。

それは、まるではじめてのバイトで
華やかな店の裏側に入ったときのような
どきどき感。
いや、「ラビュタ」や「千と千尋」などの
宮崎アニメのはしはしに見られる「裏側」のどきどき感
いや、
子供にとっては、見てはならない「夕鶴」の
よひょう気分でしょうか。

触れてはいけない、しゃべってはいけない美術館。
その裏側は触れたり、自由に感じる時間。
しゃがんだり、背伸びしたり
触れたり、こどもたちといっしょに、
はしゃぎたくなりました。

忘れてた時間の使い方。

1or133169 そして最後に、ここを行きます。
とても、入っていけなさそうな、
立派な建物と、小さな垣根の隙間を
おじさんが入っていき、あっという間に姿が
見えなくなりました。そのあとをついていくこどもたちと、ぼく。

垣根の中にトトロのような
子供だけがはいれるような
みちのようなスペースが出現。

わくわく。(上の写真の中が、下の写真です)

1or133167 立派な美術館の誰も知らないような
「植え込みの中」の道。
促されるまま寝転がると小さな枝が大きな木のこずえのよう。
すきまから広がる空は大きくて。

案内してくれた美術館のおじさん、
5歳児に向かって真剣に話しかけます。
「身の回りにいろんなびっくりするものが
あります。
当たり前と感じたり
気がつかないのでは、つまらない
びっくりすることを、増やして
そうしたら雪だるまみたいに、のびのび
どんどん自由に大きくなります。

びっくりできることを探して
感性を育ててそしたら、美術の絵を見てください。
うわーって思うことでしょう。

うわーっていっぱい思ってください。
小さいことにびっくりすることはあるんです。
どうして、不思議だなと思う心を大事にしてください。
びじゅつかんの『び』は、びっくりの『び』」

じっと、真剣に聞く3歳児から7歳児たち。
(ぼくも)