縁あって、知り合ったひと
みんな、つぎつぎ去っていくなあ
よーいどんの逆のよう。
この間、亡くなったとある昔からの知人。
自分から見てではなく、その方の時間軸で見ると
不思議な風景がみえてくる。
北海道にうまれ東京で縁
カメラマントラックドライバーから有機流通
パン屋さん、またドライバーに戻り
仙台に来たら、なぜ？そこにいて縁
パンやさん働きながらから有機認定委員と
仕事でもさまざまな人生を送った。
30年近くまえ、知り合ったひと。
一回り以上年上。
以前は、いろんなことを言いあった
責めたり責められたり、いつもなにか
夢物語のなかに根拠のない自信を持っているひとだった
ときに現実での冷たい話に腹立たしくも
垣根のなさに、心底きらいにはなれず、
いつもどこかにいていつも再会してきた。
家族いろんな言動をお互いに知っていて
いつしか、仙台で偶然再会。
その後、仕事でも彼とかかわりの深い
世界で再び出会い、
そして、いつしか知らないうちに持病で亡くなって。
いつも全力でがんばっていたひと。
まるで夢の中のよう。
ぼくの人生の分岐点になぜかいつも彼がいた。
折り重なるように、その折り目のときに
またいつか偶然出会うんだろうと
そんなふうに軽く思って、連絡はとらずに
そのままいままで5年くらい。
じんせいのどこかで。
またいつかどこかで会うのでしょう。
