一週間たってのことを遅くンなって、いまさらですけど。
走り始めてすぐ、気が付いたのはあっ尻クリーム塗り忘れた。
でした、が、まあいいか、なくてもコンビニやドラッグストアでなんとかしてみるか、
とそのまま走り続けました。
結果的に、クリームなくてもなあんにも痛くなくて。
ビブはこないだ北海道に使った、ヨーロッパの高級品でパッドは薄く固め。
一昨年400kのときも履いたけれど、その時はインナーと二枚重ねたため、
蒸れズルむけ出血して泣いたビブでした。
なんでしょ、ロングでは薄いのがいいみたいです。
パールイズミのロング用は分厚く良さげだけど逆に蒸れたりペダリングが荒れて跳ねる気がするんですよね、100kまでならいいけど。
クリームは、蒸れないときはなくてもいいのかな、まだよくわかんない。
ビオレとかそういうのでもいいのかなと試してみたかったけど、また次の機会に。
(ぼくの場合ワセリンはダメでした)
さて、農家民宿
前回泊りは日頃の睡眠不足もあり20時には寝たのですが
今回は23時近くにようやく床に就きました、
それまでいっしょにご飯を食べ、自家製お酒を飲み
議員さんのお話を聞いていました。
久しぶりに食卓を囲んで…と思いながらいっぽうで
このご時世、これいいの?とも。
どうも調子が狂う、朝七時ご主人さんと朝食。
自家製無農薬米に庭のたまごかけごはんです。
(都会の人には感動ものかもしれないけど…なにも感じなくてすみません)
8時ちょっと前かな、空気が柔らかくなってから出発。
前日はひえたので葛根湯を飲みながら走ったけれど
やっぱり疲労が残っていてあちこち痛みます。
「念のため」のルートは出発前にいろいろ引いていたけれど、
今回はプランCをひっぱり出すことにしました。
別ルートからの宿待ち合わせ別ルートで出発予定の同宿者の引いたルート。
ついていくというよりルートデータをもらって、原ノ町駅から輪行。
一日よろしく、同行者様、と思いゆっくりとふつーに走りはじめたら、
ぴゅーっとあっという間に見えなくなったのには、えーなんてこった。
そんなに強度も心拍もいきなり上げられないなあと、ペースを守りますが
ぜんぜん離れていくばかり、ときどき待っていてくださいますが、
またぴゅーっと見えなくなるの繰り返し、はえー。
ワットメーター敵にはそんなに悪くないけど300kペースかもしれない。
140kの道程なので上げてもいいのかもしれないけど、ペースを作れないうちはこんなものでいいんじゃ?と
と自問自答しながら、あまりない平地でパワー見ると120くらいだったので、通常の流しの速度だし
まあ身体が温まらないからだろうと鷹揚に構えていました。
脚は痛みはそんなにないからついていくことはできたけど、
ときどき待っててもらえるのはありがたいと初めて思ったのでした。
ひとりで置いてかれて走るとどうも孤独。
まあ前をむいて走るだけ。
ここ通った、こ見たことある、というとこもありましたが
もちろん初めての道もも多く、ひとりより不安なく楽しめました。
たまにひとと走るのもいいね。
あちこちちいさな古い神社、稲荷、石仏、鳥居が目につきます。
いまに続くむかしの信仰か生活の中で生きているようで、よかった。
でもこんな山の中のひとたちがいい車に乗っていて
昨日の農家民宿さんはクーペベンツの本革シート乗っていたし、
いったいなにして稼いでいるのだろう。
ひとり生きるに四苦八苦の自分としては、ただうらやましい。
途中小さな駅前に出ました、ずっと山の中だったので
ちょっとホッとします、初めてのコンビニ、と思ったら
保存食品中心の個人の店でした。
地元のパンを購入、それと酪農カフェオレ。
コーヒーの風味が強い甘み控えめ。「コーヒー牛乳」とは別ものでした。
田村市の中心あたりの旧市街地で、ちょうどお昼でラーメン屋に入りました。
その前にカッパ寿司とかチェーン店はあったのですが、そこじゃなくて
と通過して、見つけた年期の入った食堂だったので即決。
と想像以上でした。
入るとすごくせまい、と思いきや目の前に吹き抜けの階段。
は?なんだここ。
まさか、と階段上を見上げて、思わず店内で2テーブルをひとりづつ斜めに座りだべっていたひとに聞いてしまいます、
上いいんですか?
うわーという感じ、昔上野あたりでこんな店があったような。
二階に一組いた席の人も一階の人も常連ぽくて、自分ちのこととのように話しかけてきます。
なんだかこういうとこって、常連ばかり。
しかもなんか
その常連というのが、またみんな自分ちのことのように話すというのもまた。
メニューたくさんあって、迷いますが、食べたいものというより
食べられるもの、になってしまうのは自転車の途中なのでしょうがない。
隣の人のラーメンおいしそうだった。
ぼくは牛丼。肉少なめでしたが甘いたれで全部食べました。
ここはどこだという状態がずっと続いていましたが、田村市
はまあなんとなくわかります、三春の近く。
あと半分ですが、もう昼過ぎ。少し気持ちはペースアップモード。
行きも通った田村中心市街地はいい感じで通過。
「さくら」は素通り、トイレだけ寄ります、トイレは30分に一回ペース。
冷えからかなんだかわからないけど、すぐにタンクがいっぱいになってしまう。
なんでだろ。水分もそんなにとってないのにと毎回思います。
この辺からぼくが先行し、おしっこ中おいつかれ、また追いついてを繰り返します。
しばらく国道349を行きます、なんだか退屈で変化ないなあと思うのはなんでだろう、
十分変化あるはずなのに記憶に残ってない。
川俣から登り始めます。
飯館道の駅には、さきについたのでのんびりソフトクリームを食べました。
身体が温かくなっていたし、店内も暖かかったので。
とすぐ追いついてきた、速くなったものだな…。
川俣は阿武隈高地の下で、このあたりは、阿武隈高地のはずれになるんでしょうね
海側から登ると峠だ、くだりだと思うと一向に下らないししすかもさらにのぼったりもするのであれ?
という拍子抜け感が否めないので、興味深いです。
一気に下ります、あっというまに原ノ町駅。
輪行の支度を整えます、慣れてきました。
スプロケカバーをチャンとすることにしました、前回フレームに傷つけてしまったので。
それと、ホイールのハブの部分に前後ライト付けているのですが
その分はみ出ているのでこれもちゃんとクイックごと外すことにしました。
常識かもしれないけど、自分で必要を感じないとなるべと手を抜きたいタイプなので。
南仙台駅まで1160円ほど。結局また暗い中30キロほど走って帰宅なのですが
それでも、電車の中で居眠りしたり身体を休められたので楽に帰宅できました。
南仙台駅で「どこまで行くんですか?」と話しかけてきた人に
この人はなにを求めて聞いているんだろう、と戸惑いながらふりかえり見上げたら
自転車のホイールを2本方に抱えていたので、ああ自転車のりさんの興味かと
秋保の方とただ応え、普通に暗いから気を付けてと返されたのにはホッとしました。
でも、間違って反対側に出てしまったことに気が付かず、
走り始めてあれ?ここどこ?とぼけ老人みたいになったのは面白かった。
それにしても西に向かうと300メーターくらい上がるずっと登りなのに、
坂があんまりないなあ、平地ばかりのような感覚になるので
阿武隈高地はトレーニングにいいんじゃないかと思います。
膝のうえや太ももの筋肉がぱんぱん。
たまにだれかと走るの良いな
ひとりならゆっくり食事なんてしなかったりあるし、先に行って待ったり追いつこうとしたりで、
景色に飽きることもない。
ちょっと筋肉疲労。しばらくやすも。