うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

農家民宿に

 

 なんだってこのくそ忙しいのに、毎週自転車で片道200キロ出かけて泊まるって。
やけくそみたいですが、いましないと先はたぶんないので、できるうちに。
5000円引きというのかなければたぶん行かなかったし。
先週土日は福島の塙町に行ってきました、どこにあるのかよくわからないまま。

 

ケータイの目覚ましを5時にセットしたのに、朝起きたら6時でした。
目覚ましセットの後、たまには電源を落としたほうがいいいと突然思って
行動にうつしてしまってそれを忘れていたというボケです。

たまちゃん触れ合いタイムもそこそこに、着替えて
ごはんも食べずに7時15分出発。
200キロ先にむけてこぎ出します。

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4℃



暖かくなっては来ている時間のはずが、やたら寒い。
先週と服を替えて少し厚めもの、加えて羽毛べストも装着。
これは去年雪の凍結路面の中500キロを共にしたたたくましい仲間なのに。

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朝日はいつも恥ずかしい

どうも疲れが残っているようで痛めているふくらはぎや足首に痛みが出るので
速度も強度も上げられず最後までそんな感じでした。
1時間近く走ったコンビニでおにぎり食べて、補給食を仕入
早々と再スタート。

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さくらライン、追い風最高



まず最初の難関、丸森を目指します、県の通行止め情報の場所をさければ
通れるはず。行く道は通行止めになっていなかったのですが
それでも通行止めというのは今までにもあったので、どきどきです。

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左に行きました

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川が道になってました

行くと現地でも通行止めと書いていなかったし警備員はよそ見していたので
行っていいのかなとそのまま通過。次の警備員はいけというからまた通過。
すると、直前の舗装工事の警備員になんでここまでこれた?
通行止めだと、警備員に止められなかったかと聞かれ、全面迂回を指示されました、
がなんとなく道路の端を徒歩で通してもらえたのでほっ。
また下まで戻り地理がわからない場所を走るのかと思ったら一瞬気が遠くなった。
ひっぽから先の福島へ抜ける峠は通ったことがないので
どんな場所かとわくわくどきどき。

 

丸森は地理的になんで宮城かちょっと腑に落ちない部分もあり
阿武隈川の向こうだし、阿武隈山地末端だしもう福島でいいんじゃないかと思うのだけれど、長い歴史の中でなにかあったんでしょうね。
県境は峠ではなくではなく峠に向け登っている最中のちいさな川というのも意外でした。
なんでまた、と。
霊山のまきばソフトから一気に川俣まで下ります。

再度コンビニで補給
いや200キロの遠いこと。まだ半分も来ていないのになんだか
しんどい。川俣道の駅による元気もなくそのままぐるっと周回するように通過。
(道の駅って車でもないと特に買うものがないし見て歩く時間的気持ちの余裕もない)

このあたりからちょっといつものように位置関係が良くわからなくなっていきます。
今日は割と平坦な国道、県道をメインに引いていますが
それでも景色が似ていて目印も特にないので
さっき通った?迷った?かのような変な感覚になります。
走っても走っても、つかないいや着実に距離は増え残り距離は減っている。
残り距離が二けたになって、「さくら」に着くころ雨が降ってきました。
雨具を着て、濡れと冷えを防ぎながら走ります。
さくらではけんちん…迷ってうどんに。
量が多くて具だくさんの汁は飲み干してうどんをほとんど残してしまった。
けんぢん汁にしとけばよかった。

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熱くて野菜おいしい。豚肉もっと欲しいけどないから上品な味

雨に濡れて、寒い。
しばらく走った後、温かいく甘いものが欲しくて
ココアのありそうな自販機に飛びついて、財布から小銭を出そうとしたらちゃりん
と下に落ちました、かじかんだ指かふたつのコインをつかんでしまったよう
落ちた銀色のお金は、ころころころと転がり、あっと思って足で抑えようとしたその瞬間
ゆっくりとコンクリートふたの「ホール」に落ちました。
見えるのがなんとも悔しい。
630円のココアは一瞬でなくなりました。

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ばいばい500円

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晴れてきたけど寒い

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三春の桜は心眼で見る



温泉場を後にする頃だんだん暗くなってきました、ライトオン。
ライトの反射にきらっと光るアスファルトでは
少し滑った気がしてやたら慎重に下ります。
あと30キロほど。脳内で何時につくか、行程と速度と照らし合わせ
目標を18時にして、スピード調整。

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下手すると凍るでしょ 2℃は



宿は農家民宿なので夕ご飯たぶん野菜だけ。途中のコンビニで牛乳、チーズなどのタンパク質を仕入れレジ袋をハンドルにぶら下げ、あとはあっついお風呂と
炊きたての自家製おいしいごはん粒を楽しみにラストスパート。
とはいえ脚がどうもふくらはぎ足首痛みかばったためか
久しぶりに太ももが筋肉痛なので気持だけのスパートです。

無事17時40分くらいに到着、さあごはんだ、いやその前に風呂だ

と、思ったらどうもいろいろ勝手が違う。


農家民宿とは農家のしきたり作法に従わなくてはならないみたいで
そこのご主人と一緒にぬるい温泉に片道20分、連れられていっしょに入り
しかも送迎代として500円請求されるという…。

町の議員さんとかで、ツールドはなわのこととか、オーガニックのこととか
詳しいのはいいんだけど、それよりごはんが、自家製の野菜かと思ったら
パブリカとか、にらとか、なすとか、なんか違うんですけど…。
一週間寝かせたもそもそ玄米より炊き立ての白いご飯が食べたかったな…。
なんかおいしくなくて。
せいっばいもてなしだったのでしょうけど、
できたら身体をとこころを休めたかったというのが正直な感想。

 

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200キロ 白河のちょっと先