うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

SR600北関東

300k地点の宿に荷物を送ることから始めました、

疲れてたどり着いた自分へむけてそのとき必要になるかもしれない

チューブや、補修道具、着替え、オイル、タンパク質の食べ物など。

行くか行かないか迷いつつ支度しなくちゃと、気持ちがこの時から、

ようやく行くのかという風になっていった気がします。

バイトの休みも告げ段取りして、やがて週末。やることをやってしまったので

押し出されるように当日が来て時間がきたので出発しました。

まずはスタート地点の宇都宮に向けて高速をゆっくり飛ばします。

なんかのレースコースらしい

自転車自体は、軽くしたはずなんだけれど13.8kgありました。

12時に出発地点で仮眠のはずがさっぱり眠れず二時になり、時間が来たので

証跡写真を撮りスタートを告げるメールをしてスタートです。

なんとなく流れ作業のなかでいつのまにか。

 

 

あと、どんなふうに書いていけばいいのか…

世間的には深夜のせいか、車が全く通らない道をまっすぐ上っていきます。

だんだん狭くなっていきますが、いい感じに民家のある手入れされた田舎道。

ずっとそう言う感じで登るのかなと思ったらいきなり息が苦しくなりました。

斜度を見ると16パー。んんとRWGPSを見ると、ほくろほどの突起が見えて

これがこの峠みたいなものかと。

300kmスケールにすると小さな峠が隠れてしまう罠。

&途中に2000m級の山が入ったりすると数百メーター登るのが

誤差の範囲になってしまうので嫌。

力まない力まないと、一休さんのように唱えながら32Tの恩恵を感じます。

120w程度で登れるのは楽でもあるしケイデンスが落ちずにペース揃えられるのが

いいですね。

ただ…:結果的にいうと奏功したもののこれ、速度が落ちるんですよね。

時速7キロとかでほぼ登っていたので楽な分、遅い。これは想定外でした。

 

このルート登りがほとんどで。300kmのうち150kmが登り。

そこを時速7キロで行くと…で下りは暗かったり雨や極狭の道路や荒れで

そんなに速度を稼げないとすると…。

時間がかかります。

平均速度18キロくらいで考えていたのですが、実際15kmまで落ちていました

グロスだと12.5キロ。

走りながら暇なので計算しながら考えていました、グロス時速10キロで

間に合うのですが、睡眠や休憩時間を稼ぐにはスピードださないと…。

なのに時速7キロ…無理じゃん…とね。

何か所かスピードだせるところがあったのですが、雨でぬれていたり

脚温存だったりいろいろで、あまり出せないんですよ。

それが痛かったな。

 

話を戻すと、いろは坂登り始めで五時すぎ、明るくなってきました。

日光の中禅寺湖あたりではいい感じの高原の朝

そこから金精峠までがなんとなくだるかったな、坂道自体はきつくないのですが

冗長というか、ずっと先が見えすぎる見晴らしのよさの中進まない感じが

だるかった。

ここを越えたらもう長い登りはない、というのが希望でもありましたが。

48もカーブなかった気がする。

で、トンネル、これウイキペディアによると

「標高1,843メートル。国内のトンネルでは最も標高が高い[1]。

日本の国道では3番目に標高が高い」だとか。覚悟していたせいか

そんなに登った気はしないのですが、気温もそんなに涼しくはなかったし。

はやりなので撮ってみた

手入れされてきれいね

 

サイコン、この時点で距離の割に時間がかかっていて愕然。

あと、すこし登りの下り気持ちいい道でした。

青い沼

なんということない雑木がなにかの庭のよう

すてき

きれい

と、このあと、証跡撮影ポイントを通り過ぎて戻ったりしまして

 

 

98キロ地点で最初のコンビニ到着。補給して、休憩。

サイコンの距離と時間…

ぜんぜん休んでいないのに、なんで止まっている時間が多いのだろうと

疑問に思うのでした。

モノの吊り橋って初めて見ました。おもしろいな。

このあと、また証跡撮影ポイントを見逃して

しかも坂を10分くらい登ってから戻ったりして嫌になりました。

具体的には歴史民俗資料館。ちっとも見つからないので

デイサービスの施設に聞きに入りましたよ。

責任者の人が調べてくれてわかった。

そういえば、さっ暗いうちに自販機でアイウェアを外して

そのまま置いてきてしまったので10分かけて戻ったし。

 

田舎の山の中で予定していたラーメン屋に入り

チャーシュー麺頼みましたが売り切れって。

12時半だったのになぜ?と思うにけっこういろんな

人たちでにぎわっていました、ただのラーメンにしたのですが

おいしいのかと思いきや、何とも言えない面となんのだかわからないスープ

ただ塩分補給にはなったみたいで、食べた後力が戻ってきたのを感じました。

ちゃんとした食べ物は力になりますね。(フラグ)

 

このあと三国峠へ向かう途中、いろんな温泉があってため息でしたね

あー入りてーって。

もう投げ出してお湯につかりほぐしたいなって。

そうできたらよかったのかな、わからない

とにかくとまることを恐れてひたすら走り続けていました。

軽快な下りで登ってくるロードをみつけ、うわー初めてだ

こんな山の中でうれいな、と手を大きく伸ばしエールを送ったら

なんと、向こうは手の平を横に振っています。

えっもしかしてSRブルべだと認識?こっちがエール送られたみたいで

しばらくほんのり暖かかった。

 

三国のトンネル手前では、また見逃してしまい戻りました。もどっても

また見逃しそうになったクロソイド曲線のそのモニュメントは背丈ほどの

草まみれですっかり埋もれていて、手入れしろよもうと嘆くのでした。

で、いったり戻ったりするうち、距離がだんだんずれていきプラスになったら

止めたりもしていたのですが、だんだんよくわからなくなってきたのもこのころ

雨も降って、風も強くなって、暗くなって、勢いのついた下りで

越後湯沢駅に曲がるところを、数キロ行き過ぎて坂をえっちら上る羽目に。

なんか、今思うにそういうので1時間くらいロスしていたような気がします。

これはまだ明るいこんろくとうげでの写真

です

です

 

 

ときどきふっと何しているんだろうと思いました。

上りでは弱気になり下りは自信が湧いてきて

ダメ なんじゃないかという気持ち行けるんじゃないかという気持ち。

つぎつぎ変わるとても素敵な景色が さびしさとくるしさを埋めてくれます

 

 

100キロに8時間かかって、200km に16時間かかりました。

遅れをとりもどすどころかずっとこのペースでした。

たまちゃんそんなにまたせられないかなあと弱気に。

当初考えていた対処すべき事柄は

弱気、飽気、暑気、吐気、眠気で、走りながら復唱しながら確認していました。

越後湯沢で雨と湿気と暗さでピントが合わない駅の写真を撮ってからが

今思うと、正念場でした。

なんというか、意識が自分のコントロールを外れていく感覚。

正確に状況を把握、客観的に判断していくことが難しくなってきたように思う。

遅れている、とにかく早くつかなくちゃ、休憩などもってのほか。

ここまでもほとんど休憩らしい休憩はしてこなかったのに

なぜそんなにストップ時間があるのかと、どこかのブラック企業みたいな

発想です。

 

ここからの時間の進み方は異常なほど溶けていきました。

電波ロストの可能性を思い、22時に宿に遅れる旨連絡をしてから

403号国道を進みます、みち間違えたかと思ったのですが

あっていました…ここ入り込んでいいの?

どきどきしながらライトをフラッシュ兼用に切り替えます。

みっつライトを持っていたのですが、この時点でひとつふたつと、

ライトが死んでいきました。雨のせいかゴムパッキンの隙間から

湿気が入り込んだのかも。最後に残ったのがボルト1700

巨大なので軽量化するうえで迷ったのですが、持参してよかった。

しかし真っ暗、まわりの茂みからなにかとびだしてきそうで

いつかのクマガオー事件が思い出されてことさら正直怖い。

もうこの辺は心を閉じて感じないふり作戦でなんとか乗り越そうとしますが

やはり恐れからパワーが出すぎてしまって、

140wほどとなるのをまた抑えたりとかいろいろ精神修行。

なんて道だ、しかも、国道なのに二口林道を夜中に通るようなもので

 

やっと越えたと思ったらがたがた道でスピード出せず

23Cを後悔、せめて25<

いや28でもいいな、足底筋膜炎が再発しそうで右足のクリートを外しながら

走ったりもしました。

ほんとに足裏痛かった…ほんとに国道ですか…。

 

そんなこんなでまた見逃した雪だるまの証跡ポイント。

また数キロ登って戻ってもう嫌になりまして

ここでリタイアを決め、最後のポイントとなりました。

真っ暗でなんにも見えないの、写真撮っても。

見逃すわそりゃ。

 

今思うと 雪だるまのとこ 朝まで仮眠しても良かったなと

旅館には朝ついて、お風呂して 荷物受取着替えして

朝食して、そのまま出発しても良かったのかなと。

ただ冷静な判断ができない ひたすら 行かなきゃと思ってしまった。

旅館に着いたのは深夜2時、そこまでの道もほっとしたからか

眠気でふらふらで、いるはずのない人影をなんども見たり

半分寝ながらじくざくになってたり

ちょっと急ごうとするとげろげろってなって

胃にないはずなのに、水すらすべて吐き戻してしまうし。

 

疲れているとき、コンビニに食べたいと思うものがないのが

いちばんきついんです。

最後はハンガーノックのようでした。がんばっても

スビートがでず、へろへろなのは。

脚は残っているのになんでだろうと思いましたが。

 

そう脚はなんともなくて、ただひたすら眠かった。

前日徹夜だったのでさもありなん、

食べ物と睡眠大事。

24時間かかってしまいました。300kmに。

獲得標高はサイコンで4500mほどなのでたいしたことはないような

気がしますが、やはり速度が遅かった。

やすんでいないのに行きつ戻りつして迷った分1時間は痛かった。

 

 

宿について風呂して、なにも食べずに即パタン。

翌日、宿で朝食のカレーを食べながら主催担当者さんにDNFメールをしたら

私は5回チャレンジしてようやく達成しましたとのこと、

SR600は逃げないのてせまた機会見てチャレンジしてくださいとのこと。

自分はダメだと思ったけど、救われました。

そしてできなかった後悔の悔いの部分を改めてまたチャレンジしようかと

思い始めています。

すくなくとも次回は1時間短縮できるはず。

多分今回も60時間ぎりぎりか、時間制限ないツーリスト部門では

完走できたかとも思うのですが、それをするにはたまちゃんが

気になりすぎてだめでした。

おなか減らしていたらと思うととても。

 

消費カロリーは7500klほどでしたが、そんなに食べていないので

その辺、まだ懸念材料が残ります。

それと、あそこは深夜とおりたくないし…。

出発時間から練り直してまたいずれ。

走っているとき振り返りつつ2度と通りたくないから頑張ろうとおもったけど

季節や時間変えればまた違う景色も見える、それに値するコースだとも思いました。

 

しかしブルべはお金かかるな。

ライトどうすっか、と思ったら復活した、なぜだ。

RN1500とGボルト70

 

朝は、越後湯沢までサイクリングしてから新幹線で

宇都宮までもどりました。でも上越新幹線といいつつ

なんで上越市から乗れないの。

帰りは高速で2度休憩してそのたび、ちゃんぽん定食と豚汁定食と

食べて帰宅

そしたらまたおなか減って…、

 

ちがう、

言いたいこともっとあるのですが、なんだか忘れてしまった。

とにかく、太い低圧で使えるタイヤは必須かな、このルート。

SR600福島はいま通行不能地点があるので、東北近くでいま走れるのは

3か所のうちここのルートだけ

奥入瀬はちょっと遠い。もっとあってもいいのにね。

でも、渋峠行けなかったけど帰りの湯沢で16度だったのでもしかすると

一桁だったかも。

来年は、もう少し早い時期かな、宿はどの地点にするか、

出発時間はと、いろいろ楽しめそう。道も半分まではOK。

 

さびしかったさびしかったよー、ごはん半分残しちゃったよー