うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

自転車で車を取りに行く旅、顛末。

いつも思いがけないふらり 電車旅をしています。

 

怒涛の一週間の最後に、車を千葉まで取りに行くというミッションが

ありました、それで自転車で一泊旅行かねて週末の早朝出発。

 

なかなか起きられず、苦しみました、一時間遅らせて出発。

すこし雨が残っていました。200kmは計画した時点ではたいしたことはなかったんです。

でもほぼ三か月乗っていない今となっては、不安ばかりが。

近いさという思い一方で、エスケープの場合どうしたらと考えていました。

その時にならないとわからないといったん手放した思いは、

100kで気持ち悪くなってきたとき、よみがえりました。

いや食べていないだけだった、食べるの忘れてた。

10分ローラーはやらないよりましだと思ったけどやはり乗らないとだめでした。

米沢では、岩倉饅頭を食べました。

おいしかった、おいしいというより、素朴な素材のみでいくらでも

食べられる感じ、補給食にぴったりでした。おいしく加工されすぎ作られたものって

疲れているとき、ウッときて食べられないものが多いです。

ここから峠で食べられるものがないので、小野川温泉で煮卵たべました。

なつかしい光景、夜勤仕事帰りにここで無料露天朝風呂入るのが刺激的で

良かったな。ほたるも見に来た。

いつかはここスタートで、枝折峠まで行ったっけ、きつかったな。

今日のここは通過点、単なる。

 

途中野生のフクジュソウがあって、その輝く色にちょっと感激しました。

米沢から大峠へ至る道で去年かおととしか、中学生女子が熱中症で倒れて死亡した

そんな思いも含みながら、上りました。

雪が両脇にあって寒かった、下では暑かったのに。

トンネルも震えながら意外に長くて、1%ほどの登りなのか25km程度で

頑張りました、ちょっと辛い時間。

喜多方に下る途中右足膝裏に違和感、痛みが走ります。

下り切ったところで、喜多方ラーメン

空いているお店はやはりそれなりの味でした。

そして去年立ち寄った喫茶店、おばちゃん健在でした。

熱くて苦い、風味のあまりない深入りコーヒーおいしかった。

昔のコーヒーの味ってこんなんでしたね、そういえば。

さて、少し休んで自転車に乗ったら、いきなり激痛に変わりました、

もうだめ、回すことすら痛いです、伸ばすと痛いみたい。

とりあえず湯野上に近い、会津若松駅にルート変更、

エスケープの会津若松駅から電車で宿泊場所の湯野上温泉まで行くことに。

目的地まであとたった30kmだったのですが、その距離すら走れませんでしたから。

幸いいっぽんでいけるし駅から近い。偶然とはいえありがたかったです。

 

会津若松駅までグーグルナビで案内してもらい駅につきました、と

案内終了するもどこが駅かわからず近くの人に聞くと、横を指さしました。

平屋建てで、ちっともわからなかった、周囲の建物のほうがでかいんだもの。

 

てっきりJRだと思ったら、会津線というのは第三セクターになっているのですね

あとわかりにくいのは、会津線会津若松駅はJRなの、次の駅から第三セクター

湯野上でおりて組み立てて2k弱なんとか自転車でたどり着きました。

旅館で夜になっても痛みが引かないため、明日も電車で行くことにします。

調べると、経由地とかよくわからないんですよね、

自転車で行くはずだった道と電車の路線図が一致しないのです、

一本で行きたいし線路は一本でつなかっているけど、地図ではわからない。

どう乗り換えていけばいいのか、時刻表はネットでは一覧できないし。

全体歩を把握するのにはネットって、調べにくい、みづらいったら。

 

どうやら春日部で降りて自転車で野田までいくと17キロほどの走行で

すみそう、意外に近いのにびっくりです、埼玉から千葉なのに。

(あとでさらによく見たら、春日部から野田まで東部電車が走ってた。)

東京うまれなのに北側や東側はエリア外で疎かったんです。

まったくわからない、東武線なんてとくに。で今回びっくりしたのは

会津の山の中から、一本で浅草に行けることでした、じっさい乗ろうとしたのも

その電車。

東京まで何時間だというはなしを嬉しそうにする田舎がいとおしかった。

 

朝、湯野上駅にはそれでも心配ではやく着きました、で

切符を買おうとしました、窓口あってほっとした、最近窓口や

人の気配のない駅が多いので。

 

リバティ128号に乗りたいです、だからリレー128号で春日部までの切符くださいと

言うと、満席ですと言われて、えっ!こんな田舎の駅でそんなこと

考えもしなかったので呆然としました、どうしたらいいんだろうとつぶやくばかり。

三時までいっはいです、と窓口の若いお姉さん、冷たい。

鬼怒川までは指定券なくても乗れますが、切符発行しますか?

って言っている意味がよくわかりません。

三時の電車では、車屋さんが七時に閉店するので間に合いません。

鬼怒川から宇宙空間に放り出されるのか、いつか最終で寝過ごして降りて

途方に暮れた白くまっくらの山寺駅を思いだしました。


お願いしようと思うにそこからどうするか頭が回らずそれすら躊躇のフリーズ。

調べてみる?後ろでおばさんがパソコンの電源を入れました。

おばさんさんきゅう、

あっ、と声。ひとつ空いてる。いそげいそげ、とつぶやきぼくに乗りますか

と。

もちろん、ありがとうございます。

奇跡的な瞬間でした。キャンセルでもあったのか、

いきなり旅の醍醐味をあじわってしまった瞬間。

そこからは、もうゆっくり、きまったルートに乗れたのでほっとして

と言って寝すごしたら大変なので緊張はとけません。

春日部で降りました、結構時間かかった、四時間近い。

途中、山の中はゆっくり走るせいかも。

平野に降りると緑の畑が広がって世界が違うという温かさを感じました。

 

トラブル続きの昨今そんなこんな、今回もその例にたがわず、やはり途中で

リタイアとなったわけですが、目的は車を取りに行くことなので、

それは完遂しなければならずそのへんちょっと戸惑いつつ、

意外にトラブルも楽しんだりもできたので結果ヨシかなあ。

不思議なパズルがつながってたどりつけそうだし、

自転車と電車の組み合わせってすごくないですか。

たんに徒歩だったらもっと積んでいたかも。

 

だれかのキャンセルに感謝
そしておばさんに感謝。

春日部からはぬるい風もない土手を川下に向けゆったりと。

踏んでは走れないのでただ回すだけ、菜の花と広い空に溶けそうなくらい

ぬるい時間でした。

 

くるまやさんに到着、どこから自転車で来たんですか?

めんどくさいから仙台と答えたらもう質問がしつこくて。

自分にとってはあたりまえのことを興味深く聞かれるのってなんかめんどくさい。

スリッパ、とSuica カードは今度用意しよう。

帰りは、あたらしい古い車で、高速ぶっ飛ばして帰宅しました。

いやー楽しい車です。ストレスがない。

くるまのことは改めて書きます。


地元民しかいない田舎のしかも普通列車しか止まらない駅から乗ることが

非常に多い旅というのもおもしろいよね。バクダッドカフェよろしく

車から頬りだされる感触であまりふつうできない旅のしかただよね。

 

米沢、岩倉まんじゅう。酒まんで米沢のソウルフード

一個90円、経木包。ほかほかです。なかはこしあん

喜多方の煉瓦という喫茶店。いつも静か…。

ならぬことはならぬことです。

会津線はねこ電車。

ウソつき。

ウッドテーブル席。お弁当ひろげてお酒など…と夢。

意外に女性の旅人が多かった。

にじますのアーモンドなんとかがおいしかった、聞かなかったけどシェ山野辺の影響受けてるような気がする。

朝の湯野上駅、いろりで燃える薪木が暖かくありがたかった。駅ですよ、ここ。

フォントがいいなと思って。

リバティに乗り換え。会津田島駅で30分のんびり。

ソースかつバーガー

置き場の高さかなくて自転車横にしたら通路にはみ出た。

日光あたりの駅。この奥の車庫に動態保存のSLが2機、もしかすると機能している転車台見たの初めてかも。この位置でまどから見れたの奇跡。

緑転がる平地。いまや北の山の人としては生きてる世界が違う場所と感じる。

ネットではわからない一覧。自転車乗る人は時刻表読めるようにしといたほうがいいよ、何かの時に役に立ちます。

ネットではわからない一覧。自転車乗る人は時刻表読めるようにしといたほうがいいよ、何かの時に役に立ちます。

きいろい暖かなぬるい土手は、仙台の厳しい風に立ち向かいながら、おばあさん連中のさんぽをよける感じとちょっと違うひとのいないのんびりロード。

会いたかったよ、自転車でとりに来たかったから買って2か月、春迄納車登録を先延ばしにしたの。結果いろいろなことになったけど、目的はかなえました。