うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

おおつち新山高原ヒルクライム2021 レース後日

大槌図書館のフェイスブックからリンクの貼り方がわからないので、引用です。

『本日より展示が入れ替えになっております。
昨年は行われなかった「おおつち新山高原ヒルクライム」が今年は5月30日(日)に開催される予定です。
そこで…自転車の本を集めてみました。
ロードバイクのメンテナンスやトレーニング、自転車の小説などなど…のほかに自転車の種類や町内の自転車屋さん情報も展示しております。
「自転車ライフ」5月31日までの展示予定です。ご覧ください。』

ありがたいですね、異文化を受けいれ理解しようとしてくださっている、
このことからなにか始まるひともいるかもしれないですね。

 

ところで前日レース参加者名簿を見ていたら同世代の自転車で亡くなった方のお名前を見つけてなんとも切なかった、面識はないにしても。
栗駒の下りでスピード出しすぎてカーブを曲がり切れなかった事故だったらしいです。

 


ピンクのジャージの50代が、エキスパートをぶっちぎるという
しかもこのピンクジャージのひと、5回チェーン落ちして止まっているみたい。

この撮影者8分ころ、50代2位タニフジのジェームズさんに追いついているから
速い人。にしてもジェームズさんのサドルの位置の高いこと…。

と思いながら見ていたら、なんとぼくが見たすごい列車の四人目の30代の人
の車載カメラでした。
15分すぎ左のインから抜かれながら、あっけにとられ二度見してるぼくが

映っていたのでわかりました。ギア軽すぎるぞ自分。


あのときずっと列車だったわけじゃなくてたまたま形成されただけだったんだ。
またすぐに散っていく前のその一瞬だったんだ。
いいものを見せていただきました。
画像はHDで撮っているので再生時最大画質に設定するといいですよ。
で、さらにそのピンクジャージの高齢者の会の方の車載映像

新幹線かと突っ込みたくなるような心地いい映像。

来年も大槌やれば参加して総合完全優勝を狙うとか、エキスパートガンバレ。


ぼくは2分16秒ゴール
いやー走った後なのに、二度三度楽しめました。


ところでふだん全く乗っていないカーボン自転車でレースでした。
フレームはとくに問題ないんですが、
慣れていないカーボンホイールでおまけにラテックスチューブに
新品タイヤと言うのが、自分的には微妙でした。

デリケートな扱いが要求される三大要素、しかもワンセットになっている。
ただ登りではとくに問題もないかなと思っての選択でしたが
下りがね。
いちおう頂上で、プチルチューブに替えられるよう支度はしていたんです。
ホイール事交換ならまだしもチューブ交換?
そんなことしているひと見たことないけど天気気温しだいではしなくちゃならないと
思っていました。

でも幸い、日陰のコースでもあり、気温も寒いほどだったので
いつか走りながらバーストしたときのようにゆっくり走り
いざとなったらそのとき帰ればいいやと、下り始めました。
ラテックスとカーボンリムホイールの組合せは熱に弱いので
タブーとされています、しかも
ミシュランラテックスではなく、さらに極薄ラテックスなので
どきどきです、くだりもゆっくり走りはじめましたが
まえの人とペースが合わない、

というかバイクが遅いんですよ、下りも登りも一定速度にして
ときどきインターバルが入るという、気の休まらなさ。
加速しては追いついてブレーキの繰り返し。


なるべくブレーキは使いたくない、速度が緩むときには自然に落ちるに任せたい
と思うのだけど、必要ないとこがかけては、ペダルを踏んで加速という、下りなのに
なにやってんだか、だんだんいらいらしてきて、いったん止まって温度を確認したら
ほんの温かい程度だったので、気持ち爆発。
くだりの直線で自然落下に任せノーブレーキ。


ほかにだれも居ないのをいいことに1人を抜いたあと前の集団に追いつく直前の
急カーブでいつものようにブレーキ掛けたら、カーボンって思ったほど効かない…
曲がり切れないと思い、本気でかけたらリアロック、車体が立ったまま、
何もできず一気に林の沢に落ちていきました。


多分50キロ以上でてたと思うけどガードレールも何もない自然の地形をがたがた、
次の瞬間前に転がり、首のダメージは少ないなどと思いながら
目の前真っ暗、前転を二回。三回目の前に柔らかな地面に背中が着地して
腕をつるにひっかけて止まりました。

 

抜いた一台の自転車は上の道を音もなくすいーっと。
抜いた後距離があったので気が付かなかったのでしょう。
しばしぼうっとしてあちこち確かめると、意外にちょっと痛むくらい
あとでむち打ちが出るかなあと思いつつも
首を確かめると、寒かったので新品の固いタオルを首に巻いて
前で固く結んでいたのでもしかするとこのタオルがネックガードの
役割を果たしたかもしれません、淡い期待ですが。

あ、鼻血が出ていたので、鼻をつまむとぺったんこ。
つぶれた?鼻の骨折れたのかとどきどきしながら右左にねじってみたけど
特に何もない、もともと南洋系で低いものを改めて確認しただけになりました。

幸い木や岩のない土の上を10メーターほど落ちて止まったので
腐葉土のような草の柔らかな地面に感謝しつつ、担いで登って道路に戻りました。
後続の車列をがきたのでやりすごし何事もなかったかのようにゆっくり復帰。
本人大回転した割に自転車の挙動に変化はなく、それにも感謝。
もしガードレールがあったり、下が断崖だったりしたらそこで終わってました。
下手するとここでだれにも知られず行方不明になったかも
思いながら、走りました。
人って運が悪いと簡単に死んで、運がいいだけで
かろうじて生きてるんだろうな。

 

帰路、首が痛くなってきたので、急いでAmazonで固定具を取り寄せました。
どこか打ったのかだんだん腕も上がらなくなってきました。
膝裏はペダルで打ち付けて内出血、顔もやくざのような切り傷。

自分のピークは先々週で終わったみたい。
そこからろくに練習してないしね。
そういえばいつも調子よくなると、調子乗って怪我をして終わる…。
むちうちば時間かかるからなあ…。
痛み止めに頼る生活の始まり始まり。
こんなの買いました。

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あと下りがダメなのはラテックスというよりカーボンリムブレーキ
効かなさ加減かもしれない。
効かないから強くブレーキかけ続けなくてはならないみたい。
真夏以外の下りが長くなければカーボンリムでも、もしくは
効かせ方に配慮しながらとか休みながらならカーボンリムでも
ラテックスは使えると思うんだけれど。
ブレーキシューをついてきたものから交換しよう
スイスストップのFLASH PRO BLACK PRINCE あたりがいいかな
しかし高いなあ、たかがシューに5000円近く。いや違う高いけど安いよね。

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それにしても楽しかったな、問題掘り起こしという収穫もあったし
楽しかった。

 

そうそう、自分のタイムがストラバでも出ていたので
ふと見たら、あのブルべでぶいぶい言わせている30代の人が
2016年に参加していたようで、そのときのタイムに勝ってました。
あと女性モデルで自転車の速いひなたなんとかさんという人にも
勝ってた。
カテゴリー違いも甚だしいんですが、
同世代に勝つより嬉しいというのはなんでしょうね。
だめな自分でもあの華々しい方々に劣っていない、まだできるかもという自信をもてるからでしょうか。

 

機会があるかどうかわからないけどやはり死ぬまでに一度は表彰台に上がりたいです。

同世代の一位二位の人のご尊顔すら知らない、お話してみたいし

自分を認知させてだれかに背中を見せて走りたい。