いろいろもう、今年のヒルクライムレースは中止の情報。
走る目的は？となると、ぼくの場合来年に向けてということはなくて
走りたい道をゆっくりでもいいから、完走して線をつなごうということになります。
来月そのひとつに行く予定で支度をしていますが、その前に先週一度行きたい八溝に
でかけ、今回は毎年行きたい朝日川渓谷に出かけたわけです。
二口峠もそのひとつ、宮城側が例によって登るたび短く感じる、
ただタイムが速くなっているというわけではないのが冷徹。
こんなきつかったかなと感じたのは国道112のダムのあたり。
力が出なくて、そこからもうだらだら。あと「半分」を目指して。
食べるところがなくて、コンビニで買った食べ物も心細くなったころに
自販機登場、麦茶購入。
けれど食べ物がないー、うめぼしのおにぎりはまだあるけれど。
…と思った最後の集落に生協の車
よくみると階段がついています、これは移動販売車！だれでも買えるよね、
会員じゃないけど買えるよね、ちくわくらいあるよね、アイスとかあるかな、
ちょっとわくわく。
ここから左にトンネル通っていく、左沢方面は通行止め。
ぼくは右折して古寺鉱泉方面に。
孵化場あたりからの坂でぶよに数キロ追われて、きつかった。
いままでかつてこんなに取り囲まれたことはない、20匹ほど。
そしてブヨは静かに噛むので気が付きにくいこともあり何か所か噛まれた。
オニヤンマもミントスプレーもほぼ効果なし。殺虫剤撒いてやりたいと
気が狂いそうになりました。
登りで1６キロだしても執拗についてくる、反対車線にでて蛇行しながら
スピードを稼ぎそれでもついてくるものを片手で振り払いながら、
ようやく下りに変わりました。
ぶよいない、ふー、まっすぐだ。
ため息、深呼吸して、しばし涼しいな、天国だなあ
ぼけーっと直線を下るに任せていたら目の前に洗われた右カーブ。
あー気が付くのが遅れた、曲がれない、ブレーキかけても間に合わない
曲がれる速度にまで落とせないからまっすぐを選択、止まれー、と急ブレーキ。
リアロックより、がくんとフロントが効いたと思ったら、そのままぼくは前にふっとび
草壁に顔面から激突、強打。
ミシっと首が言って、動けなくなり終わったと思いました。
倒れたぼくの上に自転車が後から覆いかぶさったその重みと坂の下が頭だったので、
しばし唸るも動けず2.3分ほどもがいていたら、後ろから車が来て、
通り過ぎた後、バタンとドアが閉まり足音がしたと思ったら大丈夫ですか？と
声掛けていただきました。
助かったと思ったけど声は出せず、自転車をどけますねと言ってくれて、
もがきながら起き上り
頸部その他、怪我具合を確認しながら動かしてみました。
なんとか動くよう。顔は擦り傷で出血しているとのこと。
救急車、呼びましょうか？呼んだほうが、と言おっしゃるも圏外。
大丈夫、したまで行けそうなので、そこで考えますと言って
しばし休んだ後下り始めました。
突っ込むまえの速度をあとでデータ見ると時速69.5kだったので
減速しても50kくらいだったかもしれない。
それに受け身のため手を伸ばすことすらできない瞬間に吹っ飛んで
顔から草壁への顔面着弾なので
に速度プラス全体重がかかったと思います。
首が折れて下半身不随になったかもと思いましたが、起きれたし
乗ってみると意外に乗れる。
ただ力が首にも伝わる登りは無理っぽいし微妙な振動が痛い。
下に降りて圏内になったのでグーグルマップで左沢駅までナビしてもらい
駅で血を洗い、服を脱いで泥を洗い、輪行で帰宅
車中もだんだん首が痛く、頭も痛く、つばを飲み下す際に喉が痛い。
裸になると肩を打撲していて赤く腫れあがっていました。
アイウエアには深い切り傷、あごから鼻も打撲と擦過傷、写真撮ったけど自粛。
それにしても一瞬ぼうっと速度に身を任せ下る直線のあと、という
同じことを繰り返すとは、
ぼうっとして、カーブのことを忘れてしまう。
もしかするとこれが老化かもしれない本当に。
緊張感もって下っている時はなんということなく曲がれたカーブなのに
さて日常の問題は、進化ごとに痛くなってくる首とその周り
明日起きたらどうなっているでしょうか。
薬は飲みましたが、いま手と脚がすこししびれてきました。
あさってからの肉体労働はできるのでしょうか。
いまのところとりあえず動けてるって人間の身体って丈夫？すごいなと思う。
翌日、やはり痛みがひどくなっていました。
大槌のときから3か月かかりようやく肩が上がるようになってきたので
半年はかかるかなあ…。
1か月後の長距離ライドはまた来年になりそうです。残念。
でも来週とか、自転車は乗れるのかな
