うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

佐野へサイクリング1日目

むちうち。

アンド直接ぶつけたところでないところの筋や関節が痛い。

もういろいろしょうがないね…年なんだろうと思わざるを得ない。

 

さて今回、旅ライド。

前々日まで迷っていました。天気よさそう、体調まあ悪くはない、

となると、キャンセル理由なく、時間切れでしなかったから、もう行くしかないとなり

日常生活FTPを上げすぎないようセーブして仕事して前日を迎えました。

夜のバイトを終えて、23時から朝3時まで寝て、ただ起きるそしたらスタート。

緊張半端なかったです。うわさのカンデオホテル、休日前日だと2万近いホテル代が

平日だと8000円代、ということから、始まった旅企画。

佐野が東北に一番近いカンデオで、そこに至るには、ということからルートを

作成しました。いろいろ盛り込んだ目的が直前の迷いで散逸しかけていました。

カンデオに泊る?たかがビジネスホテルだし、北海道にしかないセコマをエイドに?

というのもなんだかどうでもよくない?と考え始めると、目的が薄くなって。

さらには、翌日つくばりんりんロードと筑波山もどうでもよくて、

2日間200キロいま自分、走れるかなぁて不安マシマシ。

したいと思ったときしないと目的がいつしか空気のなかに溶けてしまう。

してないのにしたような気になりひとつ飛ばして次に、というのはぼくだけかな。

目的というより行く動機なんでしょうね、理由などは単純がいいかも。

いくつかあると動機が分散してより溶けやすくなる。

 

では出発です。無事なんとか起きれたものの準備する時間がとれず、

なにか忘れたような気がして運転しながらも脚の先から頭まで脳内チェック。

高速でがんばり、一時間はやくつきました。予約していたタイムズ駐車場を

6時ちょっとすぎスタート。(タイムズがある場所からホテルまでというルート)

なんと一日100円でどこに止めてもよくて、となりが交番という素敵な立地。

 

しばらくなんということないのだけれど向かい風のなか走ります、

なんだかずっと登りだと思っていながらプロファイルを見ると下りなので

結構な向かい風だったみたい。

でもここはどこのへんだろう

そしていつか八溝山に行った時に通った道を少しだけ走っていたら、

対抗のパトカーさんがスピーカーで、「おはようございます!」

ひえー、あのスピーカーでなにか言われるとちょっとびびりますですよ。

 

当面の目的地はセコマ(セイコーマート)。そこで補給したいので調整しながら

走ります。70キロなのになかなかつかなくて、着いた時には結構な疲労感。

なんなんだろう。とりあえず、記念写真。

北海道直送。

金額にびっくり。

このあと国道を離れ次のセコマまでの走りたい道をつないだルートになるので、

いったいどんな道なんだろう、とわくわく。

ところが

のんびりちいさな橋を渡ろうと思ったら橋がありませんでした。

土手を走り、リルート。結果的に距離はそんなに変わらないけど冒険しました。

で、また次のセコマ。

ミルクコーヒーと、飲むヨーグルトとこの後ローテーション入りしました。

おいしいの、すっきりして。

100キロ時点で頭痛がしてきたので水分を大目にとりはじめました。

 

たしかバードラインはものすごい異臭で、糞尿というかゲロみたいな匂いするの。

吐きそうになりました…。

そのあとのうぐいすラインは、交通量少なくアップダウンでここ好きと思いながら

左右カーブを楽しむバイクに抜かれながら、上下運動を楽しみました。

 

でもそのあとさらによかったのが、自動車テストセンターの脇の山道で

路面きれい、車居ない、自転車とは数台すれ違ったので地元自転車界で有名なのかも。

つぎはビーフライン、なぜビーフなのかと計画中思いましたが、

走ってもわかりませんでした。ただ坂が楽しくないほどたくさんアップダウンなので

飽きたかな。

 

車のナンバーが、福島、白河、いわき、つくば、と変わってきて、とちぎとか

増えてくると、車のマナーがだんだんいまいちになってきたような印象。

大きな道ほど道幅にもドライバーにも余裕がないような。

平日だったせいか、トラックやダンプ、トレーラーがひっきりなしで

ちょっときつかったな。

あまりにぎりぎりを抜けてくるトレーラーに切れかけ(車線余裕あり)

信号待ちで止まった時、いつもは前にでないけど大きくよけないと抜けないほど前にでてふさいで止まり、

ドライバーをひと睨みしてわざとふらつきながら、ゆっくり発進しましたわ。

そのあとまた同じようにぎりぎりだったので肘でも当ててやろうかと思ったけど

肘がタイヤに当たるとちょっと巻き込まれそうで。

さらにもう一度抜かれたとき(同じやつに三回目)今度は大きく避けてくれたので

抜いた矛もさやに収まりました。

 

なんだか疲れちゃったな、交通量おおいしドライバー質悪いしと思いながら

だらけながら135キロ、踏切通過、まだ70キロあるのか…。

と、いきなり曲がったところが、何このきれいな舗装の道。入っていいの?

とみれば「りんりんロード」と書いてある立派な看板。

駅の脇から途切れない「路線」スタート

あー、そうだ自分で忘れていたけど、ここだ、ここまで来たんだ。

あーしばらく走れるのかなあここ、とさきのルートを見てみては

安心してしばらくぼけーっと、走りました、歩いているひといないわ。

自転車もいないわ。イヤホンして走っているひともいないわ。

後ろからくる車なんてもちろんいないし、わあー天国。

えー小さい踏切は車の方に、止まれなのね、幸せすぎる、涙でちゃう

道もスケート場ですかというほどきれいで、自転車大事にされているって感じる。

廃線跡なので、石積みのホームもそのままあってそっか見える景色は車窓から

でもあり、運転席から、でもあるわけだ。

しゅっしゅぽっぽー(ほんとは気動車)。

ゆっくり行きましょう。

なんて素敵なご褒美時間。

旧筑波鉄道を廻る旅 │ つくば霞ヶ浦りんりんロード

 

以下りんりんロード写真が続きます。つくばへ向けて南下します(下り基調)

いきなりの切りとおし

気持ちいい!

駅ならぬトイレや自販機

もと踏切。車が止まれ。

木漏れ日や野の花や、田んぼの水や筑波山

気持ちいい!ゆっくり走りたい!ずっといたい!ぬるま湯!

どこも絶景、すぎる一瞬が宝物!

 

10kほど走って幸せな気持ち取り戻して名残惜しみつつりんりんロードとバイバイ。

古い店が普通に佇む街並みを抜け、一路佐野へ。

180の地点で追い風だったのか、なんだかパワーが復活してきて

道が合流する地点で、左側からきた自転車さんの前に入る形になってしまったので

しょうがないなと、これ以上は無理というFTPパワー。

信号で止まった時、離れているといいなと思ったら、止まってすぐ後ろでカチッと

クリートを外す音。じゃましていたらごめんなさいね、と言うと

いえいえと言うのでまたがんばる。

遮るものがない田んぼの道で、なかなか風をうける。

もうこのままゴールまで行くんじゃ?とすら思うほど無限パワーでした。

10キロくらいの間、信号で止まり加速のたび(巡航のときは気が付かなかったけれど)

脚に回復しない疲労を感じ始めて、途中で離脱を宣言。

と同時にルートでは曲がる場所を行き過ぎていたことに気が付き戻ります。

(フライバイではぼくが後ろ走っていたみたいになってますが、少し位置情報狂うみたい。ちなみに自分ガーミンGPSはロシアGPSのグロノスからガリレオにしました。)

 

で、その後ですよ。とたんにパワーが出なくなり、うっとこみあげて

田んぼの中で、げろげろっとまた。

最近こんなんばっか。でもこないだとは違って原因は分かっているので…。

とはいえいつも、パワー出しては、失速するのなんとかならないものか。

そのあと、向かい風のなか平均時速25キロを保とうと頑張ったけれど

25キロを維持できず下がり続けるサイコンをみながら、

なんども恨めしいと思ったものです。

この、サイコンのカバー、いろいろ集中できず、見るたびになんで猫なの

兎じゃないのと邪念が浮かんで。まあ兎であればまた集中もできないのですが。

外そうと思いました。

 

ちょっとめまいすらしてきたのでのこり5キロにしてもったく進まなくなり

田んぼの中で、座り込んで20分ほど休み。

カッパ寿司の予約時間まで1時間半あったので時間つぶそうかというのもあり。

やがて立ちあがり200キロを確認したのでサイコン切って寿司屋まで

恐怖の国道50号をサイクリング。予約時間の45分前に行きましたが

なんとできて冷蔵庫に入っていました。

(蔵寿司は常温保管で1時間半すぎたら作り直しとか)

まあ余談ですが、ホテルについてしばらく食欲がなかったので

その後2時間毛冷蔵庫に入れていたのですが、しゃりがぼさぼさになって

固くてまずくて食べるのに苦労しました。巻物は普通だったのですが。

しゃりだけ8個くらい食べられませんでした。

 

ここが目的

自転車といっしょ。

 

犯人はこいつです。

200キロってこんなにきつかったかなあ、夜通しブルべや、冬季の浪江往復とか

あっというまに終わってたけれど…。獲得もそんなになかったし…、ちょっと愕然。

以前、300キロ×2とかできたけど、いまは無理だあ、明日まで回復するかなあ

あした、走れるかなあと思いながら露天風呂入って、リカバリーパンツ履いて

サイドにポットのお湯を支度して、20時にベッドに入りました。

 

翌日の帰路に続きます。