うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

飯豊山塊樽口峠まで

泊りででかけて疲労困憊で帰宅して、そして翌日仕事など通常通り

していると、すでに一日目のこと…忘れかけています。

こういうのありきたりに言えば自転車一人旅なんですけど、非日常でした。

 

なんとか寝る前の1時間で思い起こしながら書くことにします。

出かけた先は飯豊、小国町の。

自転車に乗り始めて間もない頃とりあえずどんなイベントにも出てみようと

きのこライドというのに出ようとしたら、足を痛めてしまい

でることがかないませんでした、つきあいで同行はしたのですが。

その後諸般の事情できのこライドイベントは終了。

春のわらびライドもなくなりました、あれですな、したいと思って

していないこと、たくさんあるんです、10したいうち5できればいいほうな気がします

最近特に。したいことは増えるのに、できる機会はなかなかない。

なので、以前したかったことができないで機会失した

後こうして機会が再度できることってそんなにないんです。

 

それで目的のかなりの部分はその樽口峠と、そこに至る峠の数々。

残りは、かいらぎ荘という国民宿舎の温泉。

東京からテントもってバイクで、車で、山形に住んでいた時も

折に触れ来ていました。温泉もですがここの雰囲気が好きで。

走って温泉に泊まるの最高。

それでついでに行程を200kにして、いっぱい疲れても大丈夫なので

おまけに蔵王越えも入れました。

毎回200にすれば計算がしやすいし、あとでペースや体調なども振り返りやすいので。

あけがた

あさ五時に出ました、春じゃないけどようよう白くなり行く山際を感じていたら

あっという間に明るくなりました。

今回ライトはあまり長時間の出番はないはずですが、トンネルもあるのと

山道も多いので二本でも、弱小の200ルーメンタイプは外して

その部分に強力のオーライト二本装着。これがあとでなんと役に立ちました。

ライト以外の部分で。

雲湧く、空開ける

蔵王にかかりますが、ゲートが八時にしか開かないのでそれもあって

五時出発にしてちょうどゲート前で八時の予定でした。少し回ってしまって

ちょっと遅れていました。

体力温存の意味で、あまり力をいれないで回そうとすると

踏まないとならないので今度はケイデンスが40くらいの速度は七キロとか

そんな感じになってしまうので、どうしても時間がかかってしまう。

でも体力温存できているかというとそんなことなくて、むしろなんかきつい。

どういうこっちゃ。

適当なケイデンスと踏力でないとそこから上にぶれても、

下にずれても疲れるんでしょう。

紅葉はじまり

蔵王の気温も期待外れでした。いいのか悪いのか出発したとき自宅で13度でしたが

蔵王、上っていても全然気温が下がらない、ずっと同じ13度前後。汗かいて

ダウンベストがしっとり。

うさぎさんどこですか

上まで一時間40分もかかってしまいました、ワースト。

あせが冷えるのでやすまずそのまま下り、うさぎさんのとこで一本。

あれいないなと思ったら、ひよこっと穴からでできました、かわいい。

自然の巣穴みたい。

ここの環境うさぎさんに優しくて見てて心地いいです。

と尿意が。

あわててその場を離れて用を済ませ、再度下り。

会いに来てくれた。

それからしばらく走り、うなんか日が照ってきたなまぶしいな

と上ノ山のあたりで思ったらアイウエアがなかった。

帽子のつばが風よけになっていてそれでないことに気が付きませんでした、

調光式だったので日があたらないと明るいし、ぜんぜん気が付かず

かといって、戻れないあれだけ下ってしまったし、体力、時間考えても

アイウエア代を惜しむより無理でした。

なんてこった、ここでダウンベストを脱ぎました。

大盛ではないのに多い、半分しか食べられず。

それから坂をいつも以上に感じながら川西まで。

時間はちょうど12時、以前おいしいと思ったやきそばを食べたいと思いました。

で、食べてみると以前と違っていて、太麺の濃い味。

前は細麺のあっさりだったのでちょっと食べきれず。

25年たつといろいろ変わるもので。

 

 

それにしてもこのへんに吹く空気は変わらず、たんぼの間を抜けて

のんびりしたものでちょっとほっとします。

ここから白川ダムのほうから峠に。

いくつも小さい峠を越えてむかいます地図を見ても、

ちょっとしたダンジョンの様相で楽しい。最初は九才峠。

 

明るく丸いその峠を抜け川にそって下るとやがて集落が開けて行って

視界があかるくひとも増えてという風景がいつもながら好きですか゛

そういう風景がありました。

そこに若者がたくさんいたのでなにこことオモッテあとで調べたら

独立キリスト教学園という寄宿舎の学校でした。

そういやここ出身の知り合いがなんにんかな、四、五人います、

寄宿なんて言うと暗いイメージですが、出身者見ても明るいし

いい人たちで、いい学校なんだと思います。

怪しいと思ったら知り合いでした。

と、ここの近くにいのちの…と書いてあるたてものがあって

なんだ宗教かな…とじろっとみたら、あとにアトリエと書いてあり

なんか聞いたことあるなと思ったら、知り合いでした。

いまは付き合いないけど、むかし別荘を買ったとき横に住んでいて

浮世ばなれした生活してました、あのとき抱えていた自然出産したというあかちゃん

いま何歳だ?と考えたらちょっと自分の年が嫌になりながら走りました。

 

峠いくつ越えたか樽口峠まだかいな、ようやく入り口に、

でもさっきからやたらとどんぐりの皮?踏んではホイールハウスに引っかかって

こすって抵抗になるので止まってさがって、つっかかりを外しての繰り返し。

こういう隙間のない自転車でこういうみち走るもんじゃないなと

もっとも23規格に25履いてるから悪いんですけど、

七年前から時代が急に進みすぎなんじゃないかとも言いたい。

下手すると坂の途中で止まったら再スタートできなくなるような坂が続きます。

もう少しで暗くなる、暗くなったらうっそうとしたこんな山の中の車が通らない

(もう一時間後ろから車来てない気がする)とこ走りたくない。

急げーと気持ち的に。

でも脚がもう限界近くて踏めない回せない。回復できるような平地もない。

飯豊山はこの雲海の上、でっかいね。まだ登ったことない。

そうしてたどり着いた樽口峠はかわいいのに雄大でした。

いやこの表現、いま思いついたんですがいい表現です。行ったことある方なら

みなうなずいてくれるんじゃ新井でしょうか。

だいたい、いったことある人身近にいなさ過ぎて、どんなとこと説明もしずらければ

誰かの言葉うけて感想も言えない、ひとり余韻を秘めるしかないという峠です。

静かにひっそりとありますが、もっと名所になっていてもいい気がします。

なんかのアルプスのコースみたい

ここからはうわあ、きもちいいすすきの道をくねくねっと下り

一目散に温泉まで10分。

いそげいそげで、沈みかけた日に追いつくかのかように

温泉にじゃぼんと。

脚がしびれてじっーんとしみわたるんです。ふうっとやり終えたため息。

着替え持っていなかったので素肌に浴衣。

むかし、やってました。今もう無理。

お湯に向かう最中、岩場に人声がしので見てみると岩登りの練習していました、

あとで、みると国体の会場になった岩場なんだとか。

 

 

夕ご飯がある幸せ

そうそう具沢山、これが芋煮、おいしかった。

 

夜テレビ見ていたら翌日行く峠駅とか大沢駅当たりの

むかしの国鉄の映画やっていました。こういう偶然はありがたい、

じっと見入りましたね。