車のうしろがスパッと切れ落ちているものになぜか惹かれるみたいで、
でね、今回買ったのはCRZ。中古しかも10年落ち10万キロ走行だし
納車は二か月くらい先
なにがそんなに？という感じですが、うれしくてね。
ずいぶん久しぶりな感覚です。
そもそもいまのフィットは車内も社外も、汚れっぱなし
(土埃で内部が汚れるのに帰宅も遅く掃除する時間もない)
くるまとしては悪くはないんですよ、求めるものは満たしているのです、
でもつまらないんですよ。
そこは仕事ということもあり車にはずっと我慢してきたわけですが、
なんとなくいろいろあきらめて距離だけおとなしくこなしているだけでは
配達の仕事用といえど、楽しくないし、つまらないの。
我慢することばかりふえると、やる気すらなくなってきて。
どうせ我慢するなら、楽しいことの不便さに我慢したいという気持ち。
わかるひといるかな…普通の感覚ではないかもしれないです。
後押しする気持ちの中には、あきらめることの多い残り少ない人生だけど
好きなもの、好きでいたいという思いも。
いきさつとしては調子悪くなった車を燃費重視で替えるべく、
中古車サイト検索、安いハイブリッド限定
しかたなく道具で安いのをという感覚だっのですが、
え、これもハイブリッド？、そういえばそうだったと14年くらい前の
モーターショーを思い出したのでした。売ってたことすら忘れてた。
でも、荷物積めるくるまじゃないから無理。
なのに、積む気になったらなんとか積めるか、と考え始めた時点で負け。
ひさしぶりに掃除してきれいに乗りたいという欲求がむくりと。
欲しいというくるまがあったこと自体にもちょっと驚く。
っていや何考えているんだ自分、白菜100玉やジャガイモ450kg、
積めない車は車じゃないでしょ。
でも思い始めたら今回はたまらなくなりました。
もう知らね、詰めなければそれなりに工夫すればいいさ。
子供の自分と親の自分が争い、やがて和解し認めはじめる。
これね、速いだけでもなく(速いわけではない)
荷物が載るわけでもなく(載らないわけではない)
燃費が格別に良いわけではなく(ガソリンよりいい)
スポーツカーというわけではなく(見た目は2ドアのスポーティカー)
見た目だけというわけではなく(コーナーではスポーツできる)
と、いう相反するいい部分がことごとく魅力的。
中途半端なようで志向がはっきりしていて面白いんですよ。
かっこも、今の車みたいに万人受けを狙ってなくて、いい。
潔いリアがほんととくにいい。今の車つまらないなと思っていたから
これしかないという気持ち。
おかしいよね、仕事でくるまなら、今はやりの背高万能軽自動車なはずなのに。
そんなのちっとも、いやもう、むしろどうしても乗りたくないなんて。
古いのに、今でも新鮮で斬新なデザインと中身。
作り手の情熱のたまものがある、そういうのがいいんですよね。
ハンドルは幻のV10、NSX用に開発したものを使用したというのはロマン。
不人気だったらしいけど、なぜか自分が好きなものはいつもそう。
世の中の価値観とは合わないけどホンダの作り手と相性はいいみたい。
ホンダ新型CR-Z発表会
https://www.youtube.com/watch?v=5A3T81yLDEA
CR-Z発表
https://www.youtube.com/watch?v=eBYqQ6VMRz4
開発者対談その1
https://response.jp/article/2010/03/29/138333.html?pickup-text-list=1
開発者対談その2ハンドリングをわかってほしくてミニを買って乗ってもらった、
軽さをわかってほしくてロータスを買って乗ってもらった
https://response.jp/article/2010/03/29/138336.html?pickup-text-list=1
他車からもってきたもの、このために造ったもの
https://response.jp/article/2010/03/05/137283.html?pickup-text-list=3
開発者インタビュー
