うさぎとピクニック

うさぎと、自転車、田舎での日々

勝手なつぶやき

一年の終わりに。

年末、ちょっと調べ物をする中で、「巧遅拙速」という

言葉があるということを知りました。みんな大好き、四文字熟語。

巧遅拙速こうちせっそく→ネットから引用

【上手で遅いよりも、下手でも速い方がいいということで

孫子の兵法」に由来。孫子の兵法のひとつで

「巧遅は拙速に如かず」の略】とのこと。

でも雑でも速い方がいいというのは、どうもこの言葉は

でもちょっと違和感。たとえば職人なら、素人の雑な仕事は

後で修正するのがむしろ大変で、最初から自分で直した方が

いいとは思うだろうし、プログラムでもバグをみつけ、

修正するより新たに作り直す方が簡単だと思います。

そんなことんら日本では丁寧に間違いなく相手のことを思い…

とやたら腰が重くなることが珍重されるのですが、

いっぽう大陸の中国では、中国製品、特に小物の

エレクトロニクス商品を買った方なら共通する思いがあると思います、

とにかく製品化スピードが速い、そして拙い、寿命もはかない。

けどもしかすると進化の早いものに於いては、

それでいいような気もします、
不観戦でも世に出して購入してもらいクラウドファンディングのごとく

売れた金額を次の制作資金に回すという、以前の日本は

欧米に追い付け追い越せで、まさにそうでした。


戦後、何もなかったからとりあえずできることから始めた

それはものまねから。若いエネルギーがしたことのないことに

チャレンジ。そしてものにした、形にした。けれどいまは成熟し、

それではだめだ、できっこないという経験がものをいう時代、

企業も成熟して、大人になった。重厚になり、だんだんと

ヒットするとわかっているような、どこからもミスを指摘されない

いいものしか出さなくなりなり、製品はおとなしくなり、魅力も

薄れてきました。役所か、と突っ込みたくなりますが企業とともに

日本は年取ってきたような気がします。


冒険ができなくなったんですね、そのなかで働く若者は

どう感じているんでしょう、戦後は若者が自由にしたいことできた、

なにもなかったから。不完全てもとりあえず手をつける、若さ、

思いつきでよかれでできた。いまは若さでは未来が見えない

閉塞な時代。

今年2023年、企業に属さない個人はつぶれずチャレンジできるような

時代ではあってほしい。


せめて、アーティストだけは元気でいてほしいと思います、

願えるなら自分も人生に於いてはアーティストでありたいと思います。

 

一年間ありがとうございました、

来年もよろしくお願いします。